スポーツ

打撃不振の長野と村田 守備は良いためG党は阿部よりも評価

 2015年プロ野球シーズンにおける巨人低迷に、これだけ戦力あるのになぜ勝てないとファンはイライラし続けている最大の原因は、何をおいても打線の不調、なかでも大黒柱だった阿部慎之助(36)の低迷がある。加えて、阿部と並ぶ長距離砲、のはずの村田修一(34)も、打率.237、本塁打10本(※9月2日終了時点。以下データ同)と低迷。

 この数字では面目が立たない。横浜時代、2年連続(2007、2008年)で本塁打王に輝いた頃の打撃はどこへやら。

 チャンスにことごとく凡退する。得点圏打率はなんと.179。9月2日のヤクルト戦では1死満塁から初球を打って二ゴロ併殺。ファンからは「期待を裏切らない」「ここまでくると見事だ」という声が漏れた。

 とにかく右投手が打てない(対右.199、対左.342)。元巨人の4番、広澤克実氏は原因をこう見る。

「体重移動が早すぎて内角のストレートをさばけない。インコースが気になれば、外の変化球には泳がされる。これができない限り、右投手のインコースは意識しないとバットに当たらないし、当たったとしてもファウルという最悪の状態のまま」

 中堅として打線を支えてほしい長野久義(30)の成績も芳しくない。入団2年目に首位打者(2011年)を獲得。だが近年は故障に苦しみ、オフには手術も受けた。

 今年は5番として起用され続けるも不振。8月28日の中日戦では3三振を喫し、4回の無死満塁のチャンスでも空振り三振に終わった。

「長野、阿部、村田と打つべき選手が打っていないのが今年の巨人。この不調は年齢や故障からくるものです。バッティングの原則は基本に戻るということ。長野も一番調子が良かった時と比べ、フォームが大きく崩れている」(巨人OB・広野功氏)

 ただ長野には同情論も出ている。

「ケガ明けなのに無理して使い続ける原監督が悪い」(30代男性)

「長野や村田は守備でいいプレーをすることがあるからいい。阿部はそれすらないから腹立たしい」(20代男性)

※週刊ポスト2015年9月18日号

トピックス

近年ゲッソリと痩せていた様子がパパラッチされていたジャスティン・ビーバー(Guerin Charles/ABACA/共同通信イメージズ)
《その服どこで買ったの?》衝撃チェンジ姿のジャスティン・ビーバー(31)が“眼球バキバキTシャツ”披露でファン困惑 裁判決着の前後で「ヒゲを剃る」発言も
NEWSポストセブン
2025年10月末、秋田県内のJR線路で寝ていた子グマ。この後、轢かれてペシャンコになってしまった(住民撮影)
《線路で子グマがスヤスヤ…数時間後にペシャンコに》県民が語る熊対策で自衛隊派遣の秋田の“実情”「『命がけでとったクリ』を売る女性も」
NEWSポストセブン
(時事通信フォト)
文化勲章受章者を招く茶会が皇居宮殿で開催 天皇皇后両陛下は王貞治氏と野球の話題で交流、愛子さまと佳子さまは野沢雅子氏に興味津々 
女性セブン
各地でクマの被害が相次いでいる(右は2023年に秋田県でクマに襲われた男性)
「夫は体の原型がわからなくなるまで食い荒らされていた」空腹のヒグマが喰った夫、赤ん坊、雇い人…「異常に膨らんだ熊の胃から発見された内容物」
NEWSポストセブン
雅子さま(2025年10月28日、撮影/JMPA
【天皇陛下とトランプ大統領の会見の裏で…】一部の記者が大統領専用車『ビースト』と自撮り、アメリカ側激怒であわや外交問題 宮内庁と外務省の連携ミスを指摘する声も 
女性セブン
相次ぐクマ被害のために、映画ロケが中止に…(左/時事通信フォト、右/インスタグラムより)
《BE:FIRST脱退の三山凌輝》出演予定のクマ被害テーマ「ネトフリ」作品、“現状”を鑑みて撮影延期か…復帰作が大ピンチに
NEWSポストセブン
名古屋事件
【名古屋主婦殺害】長らく“未解決”として扱われてきた事件の大きな転機となった「丸刈り刑事」の登場 針を通すような緻密な捜査でたどり着いた「ソフトテニス部の名簿」 
女性セブン
今年の6月に不倫が報じられた錦織圭(AFP時事)
《世界ランキング急落》プロテニス・錦織圭、“下部大会”からの再出発する背景に不倫騒と選手生命の危機
NEWSポストセブン
各地でクマの被害が相次いでいる(左/時事通信フォト)
《空腹でもないのに、ただただ人を襲い続けた》“モンスターベア”は捕獲して山へ帰してもまた戻ってくる…止めどない「熊害」の恐怖「顔面の半分を潰され、片目がボロり」
NEWSポストセブン
カニエの元妻で実業家のキム・カーダシアン(EPA=時事)
《金ピカパンツで空港に到着》カニエ・ウエストの妻が「ファッションを超える」アパレルブランド設立、現地報道は「元妻の“攻めすぎ下着”に勝負を挑む可能性」を示唆
NEWSポストセブン
大谷翔平と真美子さんの胸キュンワンシーンが話題に(共同通信社)
《真美子さんがウインク》大谷翔平が参加した優勝パレード、舞台裏でカメラマンが目撃していた「仲良し夫婦」のキュンキュンやりとり
NEWSポストセブン
兵庫県宝塚市で親族4人がボーガンで殺傷された事件の発生時、現場周辺は騒然とした(共同通信)
「子どもの頃は1人だった…」「嫌いなのは母」クロスボウ家族殺害の野津英滉被告(28)が心理検査で見せた“家族への執着”、被害者の弟に漏らした「悪かった」の言葉
NEWSポストセブン