国内

滋賀県は貯蓄・有価証券現在高やスマホ所有率で全国1位に

「ひこにゃん」や「琵琶湖」「近江牛」は知っている。「鳥人間コンテスト」に感動もした。でも、それが滋賀県にあることは知らない…。住みやすい県なのに知名度が低いのはなぜなんだろう。県民の怒り悲しみ。「もっと知ってほしい、滋賀県のこと!」ということでご滋賀県トリビアをご紹介。

 実際、滋賀県はデータ上からも、けっこう“いい県”なのである。まず「歴史と文化」については、国宝指定件数が東京、京都、奈良、大阪に次いで全国5位。国の重要文化財指定件数では、大阪を抜いて4位にランクインしている。

「東京とか関東のかたは比叡山を京都だと思っているかたが多いと思いますが、比叡山も滋賀なんです。滋賀県の国宝の特長は、京都などと違ってその辺のお寺にあること。観光客もあまり多くないので、ゆっくり拝観できますよ」(滋賀県総合政策部企画調整課ブランド推進係主査の保積直史さん)

 少々自虐的な響きが気になるけれど、滋賀県にはもっと声高に誇ってもいい「全国1位」も少なくない。

 勤労者世帯1世帯あたりの貯蓄現在高が1602.5万円で全国1位、有価証券保有現在高も238万円で1位と、経済的にとっても豊か。一方で琵琶湖に代表される豊かな自然に恵まれ、自然公園面積割合の高さ(県土総面積に対する割合)も37.2%で全国1位になっている。

 意外なところでは、「FTTH(光回線)世帯普及率」が61.8%で1位。「1000世帯あたりの所有数量」では、スマートフォン(1281台)、ノート型パソコン(1072台。モバイル・ネットブックを含む)、食器洗い機(482台)などがいずれも1位。システムキッチンやホームベーカリー、LED照明器具などの所有数は2位と、滋賀県民は実は“先進的”なのだ。滋賀県出身のテツandトモのテツ(45才)は語る。

「県民性として、新しいものにすぐに食いつくところがありますね。新製品が出たら滋賀の人はすぐに購入しますから」

※女性セブン2015年10月3日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

大谷翔平の投手復帰が待ち望まれている状況だが…
大谷翔平「二刀流復活でもドジャースV逸」の悲劇を防ぐカギは“7月末トレード” 最悪のシナリオは「中途半端な形で二刀流本格復活」
週刊ポスト
フランスが誇る国民的俳優だったジェラール・ドパルデュー被告(EPA=時事)
「おい、俺の大きな日傘に触ってみろ」仏・国民的俳優ジェラール・ドパルデュー被告の“卑猥な言葉、痴漢、強姦…”を女性20人以上が告発《裁判で禁錮1年6か月の判決》
NEWSポストセブン
ホームランを放った後に、“デコルテポーズ”をキメる大谷(写真/AFLO)
《ベンチでおもむろにパシャパシャ》大谷翔平が試合中に使う美容液は1本1万7000円 パフォーマンス向上のために始めた肌ケア…今ではきめ細かい美肌が代名詞に
女性セブン
ブラジルへの公式訪問を終えた佳子さま(時事通信フォト)
《ブラジルでは“暗黙の了解”が通じず…》佳子さまの“ブルーの個性派バッグ3690レアル”をご使用、現地ブランドがSNSで嬉々として連続発信
NEWSポストセブン
告発文に掲載されていたBさんの写真。はだけた胸元には社員証がはっきりと写っていた
「深夜に観光名所で露出…」地方メディアを揺るがす「幹部のわいせつ告発文」騒動、当事者はすでに退職 直撃に明かした“事情”
NEWSポストセブン
“進次郎劇場”で自民党への逆風は止まったか
《進次郎劇場で支持率反転》自民党内に高まる「衆参ダブル選挙をやれば勝てる」の声 自民党の参院選情勢調査では与党で61議席、過半数を12議席上回る予測
週刊ポスト
異物混入が発覚した来来亭(HP/Xより)
「生肉からの混入はあり得ないとの回答を得た」“ウジ虫混入ラーメン”騒動、来来亭が調査結果を公表…虫の特定には至らず
NEWSポストセブン
左:激太り後の水原被告、右:2月6日、懲役刑を言い渡された時の水原被告(左:AFLO、右:時事通信)
《3度目の正直「ついに収監」》水原一平被告と最愛の妻はすでに別居状態か〈私の夢は彼と小さな結婚式を挙げること〉 ペットとの面会に米連邦刑務局は「ノー!ノー!ノー!」
NEWSポストセブン
“超ミニ丈”のテニスウェア姿を披露した園田選手(本人インスタグラムより)
《けしからん恵体で注目》プロテニス選手・園田彩乃「ほしい物リスト」に並ぶ生々しい高単価商品の数々…初のファンミ価格は強気のお値段
NEWSポストセブン
浅草・浅草寺で撮影された台湾人観光客の写真が物議を醸している(Xより)
「私に群がる日本のファンたち…」浅草・台湾人観光客の“#羞恥任務”が物議、ITジャーナリスト解説「炎上も計算の内かもしれません」
NEWSポストセブン
ブラジルを公式訪問されている秋篠宮家の次女・佳子さま(時事通信フォト)
《スヤスヤ寝顔動画で話題の佳子さま》「メイクは引き算くらいがちょうどよいのでは…」ブラジル訪問の“まるでファッションショー”な日替わり衣装、専門家がワンポイントアドバイス【軍地彩弓のファッションNEWS】
NEWSポストセブン
ヨグマタ相川圭子 ヒマラヤ大聖者の人生相談
ヨグマタ相川圭子 ヒマラヤ大聖者の人生相談【第24回】現在70歳。自分は、人に何かを与えられる存在だったのか…これから私にできることはありますか?
週刊ポスト