松田:それはとても立派な決断ですね。今後はどんなことをやっていくお考えですか。
咲子 音楽活動も芸能活動も続けていきます。ラジオのお仕事は好きなので、できれば増やしていきたいですね。あと、ファンの方々と会う機会が減ってしまうので、イベント的なことは、積極的にやっていきたいと思っています。ただ、AKBのような、歌って踊るということは、もうないかなと(笑)。
松田:新しい大学での生活はいかがですか。
咲子:AKBに入ってから、1週間まるまる学校に行くということがなかったんですが、今はほぼ授業を受けることができるという、そんな当たり前のことがすごく新鮮で(笑)。
松田:高校生のときから芸能界での経験を積まれたうえでもう一度学校で学び直すというのは、とても意味があると思います。私も、就職してから外国に留学しましたが、学ぶべきことははっきりしているし、会社にお金を出してもらっているという気持ちも強かったですから、日本の大学での4年間よりはるかに密度が濃い時間を過ごせました。
咲子:目的意識があるかないかで、変わるということですね。
松田:きっと松井さんも後になってそう感じられると思いますよ。最近FX(外交為替証拠金取引)の世界で話題になっているギリシャやトルコからの留学生たちとも親しくなれたのが、今も財産になっています。もっとも、ドイツの学食ではビールも売っていて、昼ごはんのときに飲んでもOKだったことがいい思い出につながっているのかもしれませんが(笑)
咲子:それはスゴイ!(笑)。
※マネーポスト2015年秋号