大人が直面しがちな辛い状況のひとつに、「偉い人が発した面白くないダジャレを笑う」というものがあります。無理に乾いた笑いを発するぐらいなら、「今のダジャレ、いいですね。ゲラゲラゲラ」「言いますねー。クスクスクス」といった調子でオノマトペを繰り出してみるのはどうでしょう。

 微妙におちょくっている雰囲気が言った側の後ろめたさを軽くするし、こっちとしてもこっそり仕返ししたような気持ちになることができます。ただし、自分のダジャレを本気で面白いと思っているタイプの人に使うのは、ちょっと危険かもしれません。

 ロマンチックな場面でも、オノマトペはとても重宝です。何かの拍子に女性とホテルに行くことになったとしましょう。エレベーターで部屋に向かうときは「ドキドキドキ」と呟き、彼女のセクシーな下着を目の当たりにした瞬間には「ズキューン」と叫んで、ふくよかな胸に触れさせていただくときには「ポヨヨ~ン」「モフモフ」などと言い続けます。

 その先の段階でも、あまり詳しく描写するのは控えますが、たとえば「ヌププ」といった官能劇画でおなじみのオノマトペを口にすることで、非日常的な雰囲気が盛り上がって格別の興奮が得られるはず。万が一、肝心な場面でふがいない状態になったとしても、悲しそうに「シオシオ~」と呟けば、笑って許してもらえる……はずです、たぶん。

 子どものころは親から「マンガばっかり読んでちゃダメ!」と怒られましたが、中年になった今こそ、かつて怒られながらもマンガを読み続けた成果をガンガンドシドシババーンと発揮しましょう。大人の日々はとかく辛気臭くなりがちですけど、そうすることで少しでもマンガっぽい日々になってくれたら、大いにけっこうじゃありませんか。

トピックス

元通訳の水谷氏には追起訴の可能性も出てきた
【明らかになった水原一平容疑者の手口】大谷翔平の口座を第三者の目が及ばないように工作か 仲介した仕事でのピンハネ疑惑も
女性セブン
歌う中森明菜
《独占告白》中森明菜と“36年絶縁”の実兄が語る「家族断絶」とエール、「いまこそ伝えたいことが山ほどある」
女性セブン
伊勢ヶ濱部屋に転籍した元白鵬の宮城野親方
元・白鵬の宮城野部屋を伊勢ヶ濱部屋が“吸収”で何が起きる? 二子山部屋の元おかみ・藤田紀子さんが語る「ちゃんこ」「力士が寝る場所」の意外な変化
NEWSポストセブン
大谷翔平と妻の真美子さん(時事通信フォト、ドジャースのインスタグラムより)
《真美子さんの献身》大谷翔平が進めていた「水原離れ」 描いていた“新生活”と変化したファッションセンス
NEWSポストセブン
羽生結弦の元妻・末延麻裕子がテレビ出演
《離婚後初めて》羽生結弦の元妻・末延麻裕子さんがTV生出演 饒舌なトークを披露も唯一口を閉ざした話題
女性セブン
古手川祐子
《独占》事実上の“引退状態”にある古手川祐子、娘が語る“意外な今”「気力も体力も衰えてしまったみたいで…」
女性セブン
《家族と歩んだ優しき元横綱》曙太郎さん、人生最大の転機は格闘家転身ではなく、結婚だった 今際の言葉は妻への「アイラブユー」
《家族と歩んだ優しき元横綱》曙太郎さん、人生最大の転機は格闘家転身ではなく、結婚だった 今際の言葉は妻への「アイラブユー」
女性セブン
今年の1月に50歳を迎えた高橋由美子
《高橋由美子が“抱えられて大泥酔”した歌舞伎町の夜》元正統派アイドルがしなだれ「はしご酒場放浪11時間」介抱する男
NEWSポストセブン
ドジャース・大谷翔平選手、元通訳の水原一平容疑者
《真美子さんを守る》水原一平氏の“最後の悪あがき”を拒否した大谷翔平 直前に見せていた「ホテルでの覚悟溢れる行動」
NEWSポストセブン
STAP細胞騒動から10年
【全文公開】STAP細胞騒動の小保方晴子さん、昨年ひそかに結婚していた お相手は同い年の「最大の理解者」
女性セブン
年商25億円の宮崎麗果さん。1台のパソコンからスタート。  きっかけはシングルマザーになって「この子達を食べさせなくちゃ」
年商25億円の宮崎麗果さん。1台のパソコンからスタート。 きっかけはシングルマザーになって「この子達を食べさせなくちゃ」
NEWSポストセブン
逮捕された十枝内容疑者
《青森県七戸町で死体遺棄》愛車は「赤いチェイサー」逮捕の運送会社代表、親戚で愛人関係にある女性らと元従業員を……近隣住民が感じた「殺意」
NEWSポストセブン