大人が直面しがちな辛い状況のひとつに、「偉い人が発した面白くないダジャレを笑う」というものがあります。無理に乾いた笑いを発するぐらいなら、「今のダジャレ、いいですね。ゲラゲラゲラ」「言いますねー。クスクスクス」といった調子でオノマトペを繰り出してみるのはどうでしょう。

 微妙におちょくっている雰囲気が言った側の後ろめたさを軽くするし、こっちとしてもこっそり仕返ししたような気持ちになることができます。ただし、自分のダジャレを本気で面白いと思っているタイプの人に使うのは、ちょっと危険かもしれません。

 ロマンチックな場面でも、オノマトペはとても重宝です。何かの拍子に女性とホテルに行くことになったとしましょう。エレベーターで部屋に向かうときは「ドキドキドキ」と呟き、彼女のセクシーな下着を目の当たりにした瞬間には「ズキューン」と叫んで、ふくよかな胸に触れさせていただくときには「ポヨヨ~ン」「モフモフ」などと言い続けます。

 その先の段階でも、あまり詳しく描写するのは控えますが、たとえば「ヌププ」といった官能劇画でおなじみのオノマトペを口にすることで、非日常的な雰囲気が盛り上がって格別の興奮が得られるはず。万が一、肝心な場面でふがいない状態になったとしても、悲しそうに「シオシオ~」と呟けば、笑って許してもらえる……はずです、たぶん。

 子どものころは親から「マンガばっかり読んでちゃダメ!」と怒られましたが、中年になった今こそ、かつて怒られながらもマンガを読み続けた成果をガンガンドシドシババーンと発揮しましょう。大人の日々はとかく辛気臭くなりがちですけど、そうすることで少しでもマンガっぽい日々になってくれたら、大いにけっこうじゃありませんか。

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