ビジネス

節約法 夫の小遣い真っ先に削るのは絶対にNGと萩原博子氏

 将来のために節約して少しでもお金を貯めたい。なのに家計は大赤字。夫にも節約に協力してほしいのに、趣味に飲み会にと、今月もお小遣いが足りないと言いだす始末。そんな家庭、多いのでは?

 経済ジャーナリストの荻原博子さん(61才)に節約の極意を聞いていく。

「節約は妻の腕の見せどころと考えている人が多いようですが、夫婦ふたりに節約の意識がないと、うまくいきません」(荻原さん。以下「」同)

 とはいっても、家計は妻に任せっきりで節約の意識などない夫も。その気にさせるにはどうしたらいいのか。

「家計が苦しい」と訴えても、感情的に言われるのを嫌がる男性は多く、夫婦げんかのもとになるだけだと荻原さん。まずは、切迫している家計の状況を1か月分、すべて書きだして夫に見せるのだと言う。

「その時に必ず言ってほしいキメのせりふはこれ。“あなたのお小遣いは減らしたくないの。どうすればいいかな?”と、まずは夫にゲタを預けるんです」

 ほとんどの妻が赤字解消のために、真っ先に削ろうとするのが夫のお小遣いだが、それは絶対に NGと荻原さん。それを提案すると、とたんに夫は節約のやる気モードが消えてしまうからだ。

「“あなたのお小遣いは減らしたくない”という一言は、夫を感動させ、真剣に家計の見直しをしようとする魔法の一言なのです。

 それに書きだした家計の数字は、仕事で数字をいつも見ている夫にとってなじみのあるもの。女性の節約は日々の細かいところでやろうとしますが、男性は保険、通信、子供の教育費など出費の大きいところに目をつけます。そしてその方が、結果として節約幅も大きくなるのです」

 これで赤字が解消されると、家のことは自分がやらなければと、夫は節約の協力をおしまなくなる。

「何より、その1歩が大切なんです。それでも赤字ならば、最後に夫のお小遣いを下げましょう。節約の視点が男女で違うけれど、それがかみあうとさらに強力になります。”大きなところは無駄なく。小さなところはしっかりと”で、より効果的な節約ができます」

※女性セブン2015年10月29日号

関連キーワード

トピックス

六代目山口組の司忍組長(時事通信フォト)と稲川会の内堀和也会長
六代目山口組が住吉会最高幹部との盃を「突然中止」か…暴力団や警察関係者に緊張が走った竹内照明若頭の不可解な「2度の稲川会電撃訪問」
NEWSポストセブン
浅香光代さんと内縁の夫・世志凡太氏
《訃報》コメディアン・世志凡太さん逝去、音楽プロデューサーとして「フィンガー5」を世に送り出し…直近で明かしていた現在の生活「周囲は“浅香光代さんの夫”と認識しています」
NEWSポストセブン
警視庁赤坂署に入る大津陽一郎容疑者(共同通信)
《赤坂・ライブハウス刺傷で現役自衛官逮捕》「妻子を隠して被害女性と“不倫”」「別れたがトラブルない」“チャリ20キロ爆走男” 大津陽一郎容疑者の呆れた供述とあまりに高い計画性
NEWSポストセブン
無銭飲食を繰り返したとして逮捕された台湾出身のインフルエンサーペイ・チャン(34)(Instagramより)
《支払いの代わりに性的サービスを提案》米・美しすぎる台湾出身の“食い逃げ犯”、高級店で無銭飲食を繰り返す 「美食家インフルエンサー」の“手口”【1か月で5回の逮捕】
NEWSポストセブン
温泉モデルとして混浴温泉を推しているしずかちゃん(左はイメージ/Getty Images)
「自然の一部になれる」温泉モデル・しずかちゃんが“混浴温泉”を残すべく活動を続ける理由「最初はカップルや夫婦で行くことをオススメします」
NEWSポストセブン
宮城県栗原市でクマと戦い生き残った秋田犬「テツ」(左の写真はサンプルです)
《熊と戦った秋田犬の壮絶な闘い》「愛犬が背中からダラダラと流血…」飼い主が語る緊迫の瞬間「扉を開けるとクマが1秒でこちらに飛びかかってきた」
NEWSポストセブン
高市早苗総理の”台湾有事発言”をめぐり、日中関係が冷え込んでいる(時事通信フォト)
【中国人観光客減少への本音】「高市さんはもう少し言い方を考えて」vs.「正直このまま来なくていい」消えた訪日客に浅草の人々が賛否、着物レンタル業者は“売上2〜3割減”見込みも
NEWSポストセブン
全米の注目を集めたドジャース・山本由伸と、愛犬のカルロス(左/時事通信フォト、右/Instagramより)
《ハイブラ好きとのギャップ》山本由伸の母・由美さん思いな素顔…愛犬・カルロスを「シェルターで一緒に購入」 大阪時代は2人で庶民派焼肉へ…「イライラしている姿を見たことがない “純粋”な人柄とは
NEWSポストセブン
真美子さんの帰国予定は(時事通信フォト)
《年末か来春か…大谷翔平の帰国タイミング予測》真美子さんを日本で待つ「大切な存在」、WBCで久々の帰省の可能性も 
NEWSポストセブン
シェントーン寺院を訪問された天皇皇后両陛下の長女・愛子さま(2025年11月21日、撮影/横田紋子)
《ラオスご訪問で“お似合い”と絶賛の声》「すてきで何回もみちゃう」愛子さま、メンズライクなパンツスーツから一転 “定番色”ピンクの民族衣装をお召しに
NEWSポストセブン
インドネシア人のレインハルト・シナガ受刑者(グレーター・マンチェスター警察HPより)
「2年間で136人の被害者」「犯行中の映像が3TB押収」イギリス史上最悪の“レイプ犯”、 地獄の刑務所生活で暴力に遭い「本国送還」求める【殺人以外で異例の“終身刑”】
NEWSポストセブン
“マエケン”こと前田健太投手(Instagramより)
“関東球団は諦めた”去就が注目される前田健太投手が“心変わり”か…元女子アナ妻との「家族愛」と「活躍の機会」の狭間で
NEWSポストセブン