九州場所前に改名した義ノ富士、そのままの四股名で好調の熱海富士
初場所の番付から伊勢ヶ濱部屋に所属する力士9人が一斉に「富士」の入った四股名に改名した。そのうち8人は元横綱の白鵬翔氏が角界にスカウトした弟子たちで、不祥事で2023年に閉鎖となった旧宮城野部屋から転籍した力士だった。
伯乃富士に改名した伯桜鵬はじめ、天照鵬が三重ノ富士、泉翔鵬が泉富士といったように、旧宮城野部屋の力士が入れることが多かった「鵬」が四股名から消えた。さらに、旧宮城野部屋の炎鵬だけは改名しなかったことで様々な憶測を呼んでいた。
そうしたなか、トヨタアリーナ東京で開催される「白鵬杯」(2月7~8日)の開催記者発表が1月20日に行なわれ、白鵬氏は弟子の改名について現師匠の伊勢ヶ濱親方(元横綱・照ノ富士)から12月初旬に連絡があったことを明かした。
「タテ社会だからね。教えていく立場は大変なんです。(改名は)部屋のカラーをひとつにするということだった。あと(部屋が再興されたら)四股名は元に戻すという話は聞いています。(宮城野部屋が)預かりでないと(モンゴル人の新弟子の)旭富士は入門できないからね」
伊勢ヶ濱親方一門の関係者は背景をこう説明する。
「白鵬さんと伊勢ヶ濱親方の関係は良好で、昨年の九州場所前に草野から改名した義ノ富士関も部屋が再興されたら旧宮城野部屋に戻すと伝えられたそうです。ただ、炎鵬関だけが改名しなかったのは謎。改名の打診もなかったそうですからね。
史上最強の新弟子として旭富士の四股名でデビューしたオチルサイハンについては、先代の伊勢ヶ濱親方(元横綱・旭富士)の発案だった。自分の四股名を将来的に残したいという思いがあったと聞いている」
