ビジネス

閲覧履歴のダダ漏れ防ぐ方法 シークレットモード活用が第一

 スマートフォンは一人に一台ずつでもPCは共有という家庭は多い。中学2年生の79.2%、高校2年生の85.5%がふだんからパソコンを使っているが、それぞれ68.6%、70.1%が家族と共有だ(2014年ベネッセ調べ)。内緒で調べていた事柄や買い物が共有PCを介して漏洩し気まずくなるのは、子どもと親の間だけではない。Googleアカウントなど共通IDでログインしていると、写真や音楽シェアなどデバイスの履歴もダダ漏れになるケースもある。細かい設定が覚えられない人でもできる3つの工夫をお伝えする。

■ブラウザ利用はシークレットモード
「大人向けのサイトを検索して見ていたことが履歴から妻にバレて、しばらく口をきいてもらえませんでした。そのことを友だちに話したら不注意すぎると笑われ、『プライベートブラウジング』を使えば履歴が残らないと教えてもらいました。それ以来、我が家は平和です」(30代男性会社員)

 SafariやGoogle Chrome、Internet Exploreなどのブラウザにはプライバシーブラウジングやシークレットモードと呼ばれる、履歴などの記録を閲覧後に自動的に消去するモードがある。多くはブラウザの右上隅をクリックしてプルダウンメニューを表示させ、「プライベートタブ」や「シークレットタブ」をクリックして立ち上げることで履歴が自動消去されるブラウザが起動する。

 スマホ用ブラウザでも同様の操作で同じ機能を利用できるが、最新のAndroid標準ブラウザにはシークレットモード機能がない。

■Amazonの表示履歴
「いつもは家のPCを使い終わるとアカウントはログアウトしておくのですが、慌てていたのか忘れていたんですね。次に使った母にAmazonのページを見られてからというもの『無駄遣いはやめなさい』と言われ続けています。ちょうど母が見たときに何万円もするフィギュアが表示されて、僕の部屋にあるずっと安いフィギュアも同じくらい高いと誤解されています」(20代男子大学生)

 Amazonのおすすめシステムは、実におせっかいだ。検索や閲覧、購入した履歴から、勝手に関連商品をすすめてくる。かつて買った美少女フィギュアの履歴を参考に、完成品の3万円を超えるフィギュアがおすすめとして表示されてしまう。もちろん、ログアウトしておけば誰かに見られることはない。しかし人間はミスをする生き物だ。ログアウトし忘れたら、この商品を注文するつもりなのだろうと思われる。

 誤解を招かぬためには、アカウントサービスのサービス設定から「パーソナライズド広告を表示しない」を選べば、購入履歴から勝手なおすすめ商品を示されることがなくなる。さらに画面左上の「マイショップ」から「おすすめの商品を正確にする」を選ぶと、過去に購入した商品の一覧が見られる。そこで「おすすめの商品に使わない」にチェックを入れる。

 Amazonの設定とほぼ同様の仕組みが多くのECサイトで行なわれている。楽天や価格comでも同じようにおすすめ商品等の表示を変更できる。

関連記事

トピックス

10月22日、殺人未遂の疑いで東京都練馬区の国家公務員・大津陽一郎容疑者(43)が逮捕された(時事通信フォト/共同通信)
《赤坂ライブハウス刺傷》「2~3日帰らないときもあったみたいだけど…」家族思いの妻子もち自衛官がなぜ”待ち伏せ犯行”…、親族が語る容疑者の人物像とは
NEWSポストセブン
ミセス・若井(左、Xより)との“通い愛”を報じられたNiziUのNINA(右、Instagramより)
《ミセス若井と“通い愛”》「嫌なことや、聞きたくないことも入ってきた」NiziU・NINAが涙ながらに吐露した“苦悩”、前向きに披露した「きっかけになったギター演奏」
NEWSポストセブン
「ラオ・シルク・レジデンス」を訪問された天皇皇后両陛下の長女・愛子さま(2025年11月21日、撮影/横田紋子)
「華やかさと品の良さが絶妙」愛子さま、淡いラベンダーのワンピにピンクのボレロでフェミニンなコーデ
NEWSポストセブン
クマ被害で亡くなった笹崎勝巳さん(左・撮影/山口比佐夫、右・AFP=時事)
《笹崎勝巳レフェリー追悼》プロレス仲間たちと家族で送った葬儀「奥さんやお子さんも気丈に対応されていました」、クマ襲撃の現場となった温泉施設は営業再開
NEWSポストセブン
役者でタレントの山口良一さん
《笑福亭笑瓶さんらいなくなりリポーターが2人に激減》30年以上続く長寿番組『噂の!東京マガジン』存続危機を乗り越えた“楽屋会議”「全員でBSに行きましょう」
NEWSポストセブン
11月16日にチャリティーイベントを開催した前田健太投手(Instagramより)
《いろんな裏切りもありました…》前田健太投手の妻・早穂夫人が明かした「交渉に同席」、氷室京介、B’z松本孝弘の妻との華麗なる交友関係
NEWSポストセブン
高市早苗氏が首相に就任してから1ヶ月が経過した(時事通信フォト)
高市早苗首相への“女性からの厳しい指摘”に「女性の敵は女性なのか」の議論勃発 日本社会に色濃く残る男尊女卑の風潮が“女性同士の攻撃”に拍車をかける現実
女性セブン
イギリス出身のインフルエンサー、ボニー・ブルー(Instagramより)
《1日で1000人以上と関係を持った》金髪美女インフルエンサーが予告した過激ファンサービス… “唾液の入った大量の小瓶”を配るプランも【オーストラリアで抗議活動】
NEWSポストセブン
日本全国でこれまでにない勢いでクマの出没が増えている
《猟友会にも寄せられるクレーム》罠にかかった凶暴なクマの映像に「歯や爪が悪くなってかわいそう」と…クレームに悩む高齢ベテランハンターの“嘆き”とは
NEWSポストセブン
六代目山口組の司忍組長(時事通信フォト)と稲川会の内堀和也会長
六代目山口組が住吉会最高幹部との盃を「突然中止」か…暴力団や警察関係者に緊張が走った竹内照明若頭の不可解な「2度の稲川会電撃訪問」
NEWSポストセブン
警視庁赤坂署に入る大津陽一郎容疑者(共同通信)
《赤坂・ライブハウス刺傷で現役自衛官逮捕》「妻子を隠して被害女性と“不倫”」「別れたがトラブルない」“チャリ20キロ爆走男” 大津陽一郎容疑者の呆れた供述とあまりに高い計画性
NEWSポストセブン
無銭飲食を繰り返したとして逮捕された台湾出身のインフルエンサーペイ・チャン(34)(Instagramより)
《支払いの代わりに性的サービスを提案》米・美しすぎる台湾出身の“食い逃げ犯”、高級店で無銭飲食を繰り返す 「美食家インフルエンサー」の“手口”【1か月で5回の逮捕】
NEWSポストセブン