ビジネス

将来の米大統領候補説も 「JFKの孫」が楽天に入社の舞台裏

ジョン・F・ケネディ氏の孫が楽天入社(同氏のTwitterより)

 グローバルIT企業・楽天に、キャロライン・ケネディ駐日米大使の長男、ジョン・シュロスバーグ氏(22)が入社していたことが判明した。11月16日発売の『週刊ポスト』が報じている。

「楽天に超大物海外セレブの子息が入社したようだ」──本誌がその情報をキャッチしたのは10月下旬。「社内公用語は英語」の楽天は、昨今、ネット通販やデジタル書籍などの分野で海外進出が進み、グローバル企業に急成長している。新卒採用も4月入社に加え、海外の大学の卒業式に合わせた10月入社もあり、外国人社員も積極的に採用している。

 そんなグローバルIT企業に入社した“子息”こそ、シュロスバーグ氏だ。35代米大統領のジョン・F・ケネディ氏を祖父に持つアメリカの名門一家子弟である。

 産経新聞ワシントン駐在客員特派員の古森義久氏がいう。

「ジャックの愛称で呼ばれるシュロスバーグ氏は、祖父のケネディ元大統領にとっては唯一の男孫で、将来、政治家への転身は間違いないと囁かれています。実際、彼は雑誌や新聞のインタビューで“やがては政治の道に進みたい”と公言していて、気の早い人の間では、すでに彼を将来の大統領候補として推す声もあるほどです」

 ケネディ家のアメリカにおけるブランド力は絶大だ。

 2008年の大統領選の民主党予備選で、オバマ氏とヒラリー氏が激しい指名争いを繰り広げていた時に、キャロライン氏がオバマ支持を表明した途端、形勢は一気にオバマ氏に傾いた。それほどケネディ家の名前には力がある。

 シュロスバーグ氏は名門イエール大学を卒業した秀才にして、高身長のイケメン。まるで少女漫画の主人公のようなセレブ男子が、なぜアメリカを離れ、日本のIT企業での“サラリーマン生活”を選んだのか。

 楽天関係者がいう。

「ジャックは日本好きが高じて、大学で日本史を専攻したほど。昨年、キャロライン氏が東日本大震災の被災地を訪問した際には、福島第一原発視察などに同行した。復興に邁進する東北の人々の姿に痛く感動したようです。

 その視察時に、キャロライン氏が招待された楽天イーグルスの始球式にジャックも出席し、三木谷社長と3人で始球式を務めました。そこで社長と意気投合して連絡を取り合う仲になり、入社を希望するに至ったと聞いています」

関連記事

トピックス

お仏壇のはせがわ2代目しあわせ少女の
《おててのシワとシワを合わせて、な~む~》当時5歳の少女本人が明かしたCM出演オーディションを受けた意外な理由、思春期には「“仏壇”というあだ名で冷やかされ…」
NEWSポストセブン
『サ道』作者・タナカカツキ氏が語る「日本のサウナ60年」と「ブームの変遷」とは
《「ととのった〜!」誕生秘話》『サ道』作者・タナカカツキ氏が語る「日本のサウナ60年」と「ブームの変遷」
NEWSポストセブン
広陵野球部・中井哲之監督
【広陵野球部・被害生徒の父親が告発】「その言葉に耐えられず自主退学を決めました」中井監督から投げかけられた“最もショックな言葉” 高校側は「事実であるとは把握しておりません」と回答
週刊ポスト
薬物で何度も刑務所の中に入った田代まさし氏(68)
《志村けんさんのアドバイスも…》覚醒剤で逮捕5回の田代まさし氏、師匠・志村さんの努力によぎった絶望と「薬に近づいた瞬間」
NEWSポストセブン
自宅で亡くなっているのが見つかった中山美穂さん
《ずっと若いママになりたかった》子ども好きだった中山美穂さん、元社長が明かした「反対押し切り意思貫いた結婚と愛息との別れ」
週刊ポスト
連敗中でも大谷翔平は4試合連続本塁打を放つなど打撃好調だが…(時事通信フォト)
大谷翔平が4試合連続HRもロバーツ監督が辛辣コメントの理由 ドジャース「地区2位転落」で補強敢行のパドレスと厳しい争いのなか「ここで手綱を締めたい狙い」との指摘
NEWSポストセブン
伊豆急下田駅に到着された両陛下と愛子さま(時事通信フォト)
《しゃがめってマジで!》“撮り鉄”たちが天皇皇后両陛下のお召し列車に殺到…駅構内は厳戒態勢に JR東日本「トラブルや混乱が発生したとの情報はありません」
NEWSポストセブン
事実上の戦力外となった前田健太(時事通信フォト)
《早穂夫人は広島への想いを投稿》前田健太投手、マイナー移籍にともない妻が現地視察「なかなか来ない場所なので」…夫婦がSNSで匂わせた「古巣への想い」
NEWSポストセブン
2023年ドラフト1位で広島に入団した常廣羽也斗(時事通信)
《1単位とれずに痛恨の再留年》広島カープ・常廣羽也斗投手、現在も青山学院大学に在学中…球団も事実認める「本人にとっては重要なキャリア」とコメント
NEWSポストセブン
芸能生活20周年を迎えたタレントの鈴木あきえさん
《チア時代に甲子園アルプス席で母校を応援》鈴木あきえ、芸能生活21年で“1度だけ引退を考えた過去”「グラビア撮影のたびに水着の面積がちっちゃくなって…」
NEWSポストセブン
異物混入が発覚した来来亭(HP/Xより)
《ラーメンにウジ虫混入騒動》体重減少、誹謗中傷、害虫対策の徹底…誠実な店主が吐露する営業再開までの苦難の40日間「『頑張ってね』という言葉すら怖く感じた」
NEWSポストセブン
暴力問題で甲子園出場を辞退した広陵高校の中井哲之監督と会見を開いた堀正和校長
【「便器なめろ」の暴言も】広陵「暴力問題」で被害生徒の父が初告白「求めるのは中井監督と堀校長の謝罪、再発防止策」 監督の「対外試合がなくなってもいいんか?」発言を否定しない学校側報告書の存在も 広陵は「そうしたやりとりはなかった」と回答
NEWSポストセブン