投手ワーストの2位(アウト単価2800万円)・永井怜(楽天)、3位(2166.67万円)・木佐貫洋(日本ハム)、6位(1000万円)・山本昌(中日)、8位(857.14万円)・斎藤隆(楽天)はいずれも今年で引退。こう見ると費用対効果の悪くなった選手が多数引退しているのが分かる。
 
「年俸と成績が噛み合わないのは選手としての末期症状ですからね。その点、12位にランキングされた巨人・内海哲也は心配です」
 
 4億円でわずか5試合の登板。取ったアウトの単価は571万円にものぼる。
 
「1試合あたり14アウトしか取れなかったわけで、換算すると5イニングも投げられなかったことになる。この数字で2勝できたのはむしろ幸運です。このパーフォーマンスは、ワーストの西村より巨人の期待を裏切ったといえるのでは」
 
 反対にベストで光ったのは、中日の高卒3年目・若松駿太である。年俸550万円の投手が23試合に登板。1アウト当たりの年俸は1万3000円で、同じ先発の内海と比べれば436分の1で済む。

※週刊ポスト2015年11月27日・12月4日号

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