ライフ

毛布は掛け布団の上か下か 体の下派登場で論争は混迷極める

 日本では多くの人が毛布の上に布団を掛けて寝る。「何をいまさら、当たり前のことを」と思う人もいるかもしれない。ところが、その常識が覆りつつある。最近、「今までの毛布・布団の使い方は間違っている」という“新常識”が盛んに唱えられているのだ。掛ける順序が逆で、布団の上に毛布を掛ける、いわゆる「上毛布・下布団」のほうが暖かい、というのである。

 しかし、感覚的に「上毛布の方が暖かい」に納得いかない人もいるだろう。新説は本当なのか。睡眠環境プランナーの三橋美穂氏が説明する。

「かつて、日本の布団はほとんどが綿布団でした。綿布団は水分を多く含んでいるため暖まりにくく、毛布を下にするほうが暖かく感じます」

 つまり、従来の「下毛布」は長く綿布団を使ってきた日本人にとっては理に適っていたわけだ。幼い頃は綿布団を何枚も重ねて寝ていた、という人は多いはずだ。敷布団のように重くてしっかりしているので、かまくら状に空洞を作り、その中で寝た。そのため肩口が寒く、丹前をかけて塞ぐか、毛布にくるまるかして暖をとった。

「ところが、日本でも羽毛布団が流通するようになると、それまでの綿布団の常識と海外から入ってきた羽毛布団の常識がごちゃ混ぜになった。その結果このような論争が起こったのではないでしょうか」(同前)

 この「上」か「下」かは、素材にかなり左右される問題のようだ。オムロンヘルスケア「ねむりラボ課」の西口恵氏の話。

「素材によって推奨される順番は異なります。綿布団のほかにも、羊毛布団や合繊布団などは、従来どおり『下毛布』にしたほうが良いでしょう」

関連キーワード

関連記事

トピックス

発信機付きのぬいぐるみを送り被害者方を特定したとみられる大内拓実容疑者(写真右。本人SNS)
「『女はさ…(笑)』と冗談も」「初めての彼女と喜んでいたのに…」実家に“GPSぬいぐるみ”を送りアパート特定 “ストーカー魔”大内拓実容疑者とネイリスト女性の「蜜月時代」
NEWSポストセブン
女優・高橋メアリージュン(38)
《服の上からわかる“バキバキ”ボディ》高橋メアリージュン、磨き抜かれた肉体でハリウッド進出…ダークファイター映画『グラスドラゴン』でワイルドな“圧”で存在感示す
NEWSポストセブン
相撲観戦のため、国技館へ訪問された天皇皇后両陛下と長女・愛子さま
《愛子さま、6年ぶり4回目の相撲観戦》天皇皇后両陛下、上皇上皇后両陛下、昭和天皇…天覧相撲のご様子をプレイバック
女性セブン
お騒がせインフルエンサーのリリー・フィリップス(Instagramより)
《目がギンギンだけどグッタリ》英・金髪インフルエンサー(24)が「これが“事後”よ」と“ビフォーアフター”動画を公開 地元メディアは「頼んでもない内部暴露」と批判
NEWSポストセブン
韓国の大手乳業会社「南陽乳業」創業者の孫娘であるファン・ハナ(Instagramより。現在は削除済み)
「知人にクスリを注射」「事件を起こしたら母親が裏で処理してくれる」カンボジアに逃亡した韓国“財閥一族の孫娘”が逮捕…ささやかれる“犯罪組織との関係”【高級マンションに潜伏】
NEWSポストセブン
1月21日に警視庁が公表した全国指名手配写真(警視庁HPより)
《トクリュウ“トップ”が指名手配》女性を性風俗店に紹介する違法スカウト集団率いる小畑寛昭容疑者、公開された写真の強烈なインパクト 「悪者の顔」に見えるのはなぜか?
NEWSポストセブン
社員らによる不正な金銭受領について記者会見するプルデンシャル生命の間原寛社長(時事通信フォト)
《顧客から31億円不正》「一攫千金狙って社員が集まっている。トップ層は年収3億円超も…」超実力主義のプルデンシャル生命元社員が明かす不正の萌芽
NEWSポストセブン
公用車が起こした死亡事故の後部座席に高市早苗氏の側近官僚が乗っていた可能性(時事通信/共同通信)
《高市早苗氏ショック》「大物官僚2名」がグシャグシャの公用車の中に…運転手が信号無視で死亡事故起こす、内閣府は「担当者が出払っている」
NEWSポストセブン
デビット・ベッカムと妻のヴィクトリア(時事通信フォト)
〈泥沼ベッカム家の絶縁騒動〉「私は嫌というほど知っている」デビット・ベッカムの“疑惑の不倫相手”が参戦、妻ヴィクトリアは“騒動スルー”でスパイス・ガールズを祝福
NEWSポストセブン
元旦にIZAMとの離婚を発表した吉岡美穂(時事通信フォト)
《やっぱり女性としてみてもらいたい…》吉岡美穂とIZAM、SNSから消えていた指輪と夫の写真「髪をバッサリ切ってボブヘアに」見受けられていた離婚の兆候
NEWSポストセブン
稀代のコメディアン・志村けん
《志村けんさんの3億円豪邸跡地》閑静な住宅街に「カン、カン」と音が…急ピッチで工事進める建設会社は“約9000万円で売り出し中”
NEWSポストセブン
バスに戻る悠仁さま(2026年1月) 
《公務直後にゲレンデ直行》悠仁さま、サークルのスキー合宿で上級者コースを颯爽と滑走 移動のバスには警察車両がぴったりマーク、ルート上の各県警がリレー形式でしっかり警護 
女性セブン