芸能

「下町ロケット」セリフ 熱く濃い人間関係に憧れ胸熱くなる

阿部寛演じる佃航平社長の「熱き言葉」にも注目(C)TBS

 俳優・阿部寛が主演を務めるドラマ『下町ロケット』(TBS系、日曜夜9時~)。12月6日に放送された第8話の平均視聴率は20.4%で今年の民放連続ドラマ1位となり、好調が続いている。すでに「ロケット編」は終了し、第6話からは作家・池井戸潤氏の最新刊『下町ロケット2』を原作とする「ガウディ計画編」に突入している。舞台は医療現場。ここまでを珠玉の名ゼリフで振り返る。

「ロケット編」から3年、佃製作所は大手精密機器メーカー・日本クラインの依頼で人工心臓「コアハート」に使われるバルブの試作品を製作することになった。

 難航する作業にリーダーの中里淳(高橋光臣)は「設計図が問題だ」と主張。だが佃製作所の技術開発部長・山崎光彦(安田顕)は、

「もっと自分の腕を磨いたらどうだ。お前の薄っぺらい紙みたいなプライドなんて、ウチの会社じゃケツを拭く役にも立たないぞ。そんなもの今すぐ捨てて裸でぶつかってみろ!」

 と熱い檄を飛ばす。

 それでも中里の不満は解消されず、退社してしまう。しかも転職先はロケットエンジンのバルブ納入を賭けたコンペのライバルであるサヤマ製作所。そんな中里にも佃製作所社長・佃航平(阿部寛)はエールを送る。

「どこに行っても、苦しい時が必ずある。そんな時は、逃げるな。人のせいにするな。それから仕事には夢を持て」

「ガウディ計画編」も「夢」がキーワードだ。日本クラインのバルブは条件面で折り合わず断わった佃だが、再び医療現場からオファーを受ける。

 それは3年前に佃製作所を退社した真野賢作(山崎育三郎)との再会から始まる。佃は心臓の手術に使う人工弁の開発(ガウディ計画)を依頼される。資金面などのハードルに難色を示す佃に真野は粘る。

「社長は私にこうもいいました。仕事には夢が必要だって。ガウディは、私の夢なんです」

 真野の熱意にほだされ、佃らは福井県にある工場を訪れる。そこで一人娘を心臓弁膜症で失い、私財をなげうって開発を続ける株式会社サクラダ社長・桜田章(石倉三郎)の想いを聞いた佃はガウディ計画への挑戦をこう決意する。

「悲しみや後悔をプラスに変える力が技術にはあるんだ。私は技術屋として、全力でそれをサポートしたい」

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