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69歳の僧侶・内科医が余命3か月のいま、考えていること語る

 面白いもので、私が余命わずかと判明したら急に注目を浴びて、こうしてメディアからの取材を受けるようになった(笑い)。

 10年ほど前に、ある出版社からの依頼で、般若心経を解説する本の原稿を書いたのですが、趣旨に合わなかったのかお蔵入りにされてしまった。それが今回、別の出版社から出すことができたんです(『般若心経の秘密』電気情報社刊)。

 私はこの20年、30年、ずっと「日本の病院にもスピリチュアル・ケアワーカーが必要だ」と訴え続けてきたのですが、自分の番が来たら、ようやく耳を貸してもらえるようになった。

「危機」という言葉の「危」は危険という意味ですが、「機」は機会、チャンスという意味で、危機こそチャンスです。それも最期のチャンスだと考えています。

※週刊ポスト2015年12月25日号

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