年末年始は、いろいろなお宅へご挨拶に行く機会が多い季節。手土産としてスイーツなどを持って行きたいところだが、何を持って行っていいのか悩んでしまうことも。そこで、皇室御用達のスイーツを参考にしてみては?
雅子さまが好まれているというのが、「ホテルオークラの季節のあんパン」。春はさくら、秋は栗など、季節に応じて変わるあんパンを手土産にされている。
「愛子さまのお友達の発表会など、お集まりのときにお持ちになるそうです。小さめで上品な甘さ。ほんのりピンクの餡で、見た目もきれい。“皆さんで召し上がってください”と家族の分までくださるそうで、細やかなお気遣いを感じますよね」(学習院関係者)
さらに、創立120年を超えるドイツの老舗ビスケットメーカーで、世界的にも有名な「LEIBNIZ」の「動物クッキー」もお気に入りだとか。
「2015年6月、両陛下から引き継がれた、こどもの日の公務の際に、小さな子供たちへのお土産に選ばれていました。黄色の地にお猿さんなど、多くの動物が描かれていて、子供が好きそうなお菓子です」(宮内庁関係者)
2014年に島根の出雲大社に嫁がれた千家典子さん(高円宮家次女・典子さま)が好まれているのは、松江にある老舗菓子舗「彩雲堂」の若草だ。ふっくらした求肥に薄緑色の寒梅粉をまぶしたもので、出雲松江藩の7代目藩主が謳った御歌から命名された。
また、美智子さまが好まれているのは、手作りの梅シロップ。どんなお味なのか、ヒントを見つけた。
「公務で和歌山県果樹試験場うめ研究所を訪問された際、梅シロップの作り方をお聞きになって“私が作っているのと同じですね”とおっしゃったんです。そんなことまでされるのかと、皆びっくりしていました」(皇室記者)
その作り方を、研究所の土田靖久主任研究員が教えてくれた。
「まず梅を冷凍庫で凍らせます。そうすることで細胞が壊れやすくなり、果汁が出やすくなるのです。その凍らせた梅1kgと、800gの氷砂糖を保存容器に入れます。梅、氷砂糖、梅、氷砂糖、と交互になるように入れていきます。それを常温で保管しておくと、どんどん果汁が出てきて、濃厚なシロップができあがるのです」
クエン酸やポリフェノールが含まれた梅シロップは、疲労回復や血流改善、老化防止の効果が期待できる。冷蔵庫で保管しておけば1年以上は持つそう。お手製の梅シロップを手土産にするのはいかがだろうか?
※女性セブン2016年1月7・14日号