芸能

大橋巨泉はがん闘病を諦め自宅売却 事務所社長が終活を証言

すでに「終活」中だという大橋巨泉(公式HPより)

 全盛期は80キロあった体重が50キロにまで激減。『クイズダービー』(TBS系)などの司会で知られる大橋巨泉(81)は今、病魔と闘っている。

 2005年に胃がんを発症すると、2013年には中咽頭がんになり、その後、がんがリンパ節や肺に転移。幾度となく手術を行ない、放射線治療にも耐えた。昨年11月に腸閉塞の開腹手術を受けると、体重が激減した。大橋の知人が近況を語る。

「手術後に会った時には話し辛そうにしていた。頭ははっきりしているのに、口がついていかずにもどかしそうでした。痩せて、皮膚も黒ずんで見えました」

 大橋は数十年前からオーストラリアやニュージーランドに自宅を構えて、1年のうち8か月以上も日本を離れて生活していた。

 しかし、昨年10月にオーストラリアの自宅を手放し、周囲には「がんとの戦いはもう終わり!」と宣言したという。大橋が所属する芸能事務所オーケーエンタープライズ社長の大橋哲也氏が話す。

「本人はもう打つ手がないから“終わり”といっているのです。これ以上の手術は体力がもたない。放射線治療も3回やって、これ以上やると体が焼け焦げてしまう。オーストラリアの家を手放したのも“終活”の一環です」

 治療を制限して以降は回復傾向にあるという。

「昨年、血液検査の腫瘍マーカーで“問題なし”と診断され、ほっと胸をなでおろしていました。再発していないことがわかり、医師から海外への渡航許可も下りたので、近々ニュージーランドへ行く予定だと聞いています。『向こうは夏なので散歩できるよ』と本人は喜んでいました」(同前)

 かつてテレビを賑わせた大物司会者の“終活”が、少しでも長く続くことをファンは祈っている。

※週刊ポスト2016年1月15・22日号

関連記事

トピックス

デビュー25周年を迎えた後藤真希
デビュー25周年の後藤真希 「なんだか“作ったもの”に感じてしまった」とモー娘。時代の葛藤明かす きゃんちゅー、AKBとのコラボで感じた“意識の変化”も
NEWSポストセブン
アドヴァ・ラヴィ容疑者(Instagramより)
「性的被害を告発するとの脅しも…」アメリカ美女モデル(27)がマッチングアプリで高齢男性に“ロマンス”装い窃盗、高級住宅街で10件超の被害【LA保安局が異例の投稿】
NEWSポストセブン
部下と“ラブホ密会”が報じられた前橋市の小川晶市長(時事通信フォト・目撃者提供)
《ラブホ通い詰め問題でも続投》キリッとした目元と蠱惑的な口元…卒アル写真で見えた小川晶市長の“平成の女子高生”時代、同級生が明かす「市長のルーツ」も
NEWSポストセブン
亡くなった辻上里菜さん(写真/里菜さんの母親提供)
《22歳シングルマザー「ゴルフクラブ殴打殺人事件」に新証言》裁判で認められた被告の「女性と別の男の2人の脅されていた」の主張に、当事者である“別の男”が反論 「彼女が殺されたことも知らなかった」と手紙に綴る
NEWSポストセブン
ものづくりの現場がやっぱり好きだと菊川怜は言う
《15年ぶりに映画出演》菊川怜インタビュー 三児の子育てを中心とした生活の中、肉体的にハードでも「これまでのイメージを覆すような役にも挑戦していきたい」と意気込み
週刊ポスト
韓国の人気女性ライバー(24)が50代男性のファンから殺害される事件が起きた(Instagramより)
「車に強引に引きずり込んで…」「遺体には多数のアザと首を絞められた痕」韓国・人気女性ライバー(24)殺害、50代男性“VIPファン”による配信30分後の凶行
NEWSポストセブン
田久保市長の”卒業勘違い発言”を覆した「記録」についての証言が得られた(右:本人SNSより)
【新証言】学歴詐称疑惑の田久保市長、大学取得単位は「卒業要件の半分以下」だった 百条委関係者も「“勘違い”できるような数字ではない」と複数証言
NEWSポストセブン
本拠地で大活躍を見せた大谷翔平と、妻の真美子さん
《真美子さんと娘が待つスイートルームに直行》大谷翔平が試合後に見せた満面の笑み、アップ中も「スタンドに笑顔で手を振って…」本拠地で見られる“家族の絆”
NEWSポストセブン
バラエティ番組「ぽかぽか」に出演した益若つばさ(写真は2013年)
「こんな顔だった?」益若つばさ(40)が“人生最大のイメチェン”でネット騒然…元夫・梅しゃんが明かしていた息子との絶妙な距離感
NEWSポストセブン
ヴィクトリア皇太子と夫のダニエル王子を招かれた天皇皇后両陛下(2025年10月14日、時事通信フォト)
「同じシルバーのお召し物が素敵」皇后雅子さま、夕食会ファッションは“クール”で洗練されたセットアップコーデ
NEWSポストセブン
問題は小川晶・市長に政治家としての資質が問われていること(時事通信フォト)
「ズバリ、彼女の魅力は顔だよ」前橋市・小川晶市長、“ラブホ通い”発覚後も熱烈支援者からは擁護の声、支援団体幹部「彼女を信じているよ」
週刊ポスト
ソフトバンクの佐藤直樹(時事通信フォト)
【独自】ソフトバンクドラ1佐藤直樹が婚約者への顔面殴打で警察沙汰 女性は「殺されるかと思った」リーグ優勝に貢献した“鷹のスピードスター”が男女トラブル 双方被害届の泥沼
NEWSポストセブン