芸能

古瀬絵理アナと竹中知華アナ 胸にまつわる苦労を語り合う

胸の悩みについて語り合う竹中知華アナ(左)と古瀬絵理アナ

 共にNHKの地方局の契約アナウンサーから全国区のスターダムにのし上がった「スイカップ」こと古瀬絵理アナ(元山形放送局)と「パイナップル乳」こと竹中知華アナ(元沖縄放送局)が初対談。2人ともまずはネットから話題となったが、現場ではどんな反応が起きていたのか?

──インターネットで「巨乳アナ」と騒がれた時にはNHKから何と?

古瀬:放送部長に呼び出されて「古瀬君、世の中が平和だと人々は余計なことで騒ぐんだよ」って話し始めて、何事かと思ったら週刊誌が私のことを取り上げたようで。そこから1週間、自宅待機させられました。

竹中:私は2011年に古瀬さんが結婚された時、ネットの掲示板に〈第2のスイカップが沖縄にいた〉と私の画像が載ったんです。私の結婚式の4日後でした。こっちも結婚したばかりなのに! とは思いましたね。

古瀬:その時、上司は?

竹中:「目が大きいのと同じ。悪いことはしていないから気にするな」と言ってくれました。私も1週間の自宅待機だったのですが、その間ずっとネットの掲示板を読んでて……

古瀬:それは絶対やっちゃダメ! 良いことなんて一つも書いてないから。

竹中:凹みました。〈おっぱいだけのビッチ〉とか〈大きすぎて逆にキモい〉とか〈W不倫の末にバツイチ〉だとか。バツイチは本当なのですが、W不倫なんてありえない。復帰後、局にもそれまでになかった〈胸にばかり目がいってニュースが頭に入らない〉、〈青少年に悪影響だ〉といったクレームも入るようになって。

古瀬:私も似たような状況で、落ち込みました。それからは、「胸は隠すように」と言われ、局内ではジャケット着用が義務付けられました。

竹中:私も服装には配慮しました。胸の膨らみでシャツのボタンとボタンの間が開いてしまうので、そこを縫ったり。

古瀬:お辞儀をする時に谷間が見えないよう、強力な両面テープで谷間と衣装を固定していました。

竹中:生放送でボタンが飛んだら本当に放送事故になる、ボタンが飛んだらNHKをクビになる、という思いで縫っていました。

古瀬:お互いに苦労しましたね(しみじみ)。

【プロフィール】
ふるせ・えり/1978年山形県生まれ。2000年にNHK山形放送局の契約アナウンサーになる。2003年頃に山形名産のスイカに引っ掛けた“スイカップ”という愛称をつけられ全国区に。2004年にフリーに転身し2011年に結婚。現在はラジオや講演などで活動中。

たけなか・ともか/1982年広島県生まれ。2005年に青森朝日放送に入社。2008年にNHK沖縄放送局の契約アナウンサーになり、7年間にわたり朝のニュース番組を担当。2011年頃から“パイナップル乳”と呼ばれるようになる。2011年に結婚、2015年4月からフリーアナウンサーに。

※週刊ポスト2016年1月15・22日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

中居正広氏の近況は(時事通信フォト)
反論を続ける中居正広氏に“体調不良説” 関係者が「確認事項などで連絡してもなかなか反応が得られない」と明かす
週刊ポスト
「地面師たち」からの獄中手記をスクープ入手
「全てを話せば当然、有罪となっていたでしょう」不起訴になった大物地面師が55億円詐欺「積水ハウス事件」の裏側を告白 浮かび上がった“本当の黒幕”の存在
週刊ポスト
大谷と真美子さんを支える「絶対的味方」の存在とは
《大谷翔平が“帰宅報告”投稿》真美子さん「娘のベビーカーを押して夫の試合観戦」…愛娘を抱いて夫婦を見守る「絶対的な味方」の存在
NEWSポストセブン
「お笑い米軍基地」が挑んだ新作コント「シュウダン・ジケツ」(撮影/西野嘉憲)
沖縄のコント集団「お笑い米軍基地」が戦後80年で世に問うた新作コント「シュウダン・ジケツ」にかける思い 主宰・まーちゃんが語る「戦争にツッコミを入れないと」
NEWSポストセブン
神谷宗幣氏(写真中央)が率いる参政党は参院選で大躍進した。東京選挙区でも塩入清香氏(右)が当選(2025年8月写真撮影:小川裕夫)
《午前8時の”異変”》躍進した「参政党」、選挙中に激しい応酬のあった支持者と反対派はどこへ?参院選後の初登院の様子をレポート
NEWSポストセブン
令和最強のグラビア女王・えなこ
令和最強のグラビア女王・えなこ 「表紙掲載」と「次の目標」への思いを語る
NEWSポストセブン
“地中海の楽園”マルタで公務員がコカインを使用していたことが発覚した(右の写真はサンプルです)
公務員のコカイン動画が大炎上…ワーホリ解禁の“地中海の楽園”マルタで蔓延する「ドラッグ地獄」の実態「ハードドラッグも規制がゆるい」
NEWSポストセブン
『週刊ポスト』8月4日発売号で撮り下ろしグラビアに挑戦
渡邊渚さん、撮り下ろしグラビアに挑戦「撮られることにも慣れてきたような気がします」、今後は執筆業に注力「この夏は色んなことを体験して、これから書く文章にも活かしたいです」
週刊ポスト
強制送還のためニノイ・アキノ国際空港に移送された渡辺優樹、小島智信両容疑者を乗せて飛行機の下に向かう車両(2023年撮影、時事通信フォト)
【ルフィの一味は実は反目し合っていた】広域強盗事件の裁判で明かされた「本当の関係」 日本の実行役に報酬を支払わなかったとのエピソードも
NEWSポストセブン
ブラジルの元バスケットボール選手が殺人未遂の疑いで逮捕された(SNSより、左は削除済み)
《35秒で61回殴打》ブラジル・元プロバスケ選手がエレベーターで恋人女性を絶え間なく殴り続け、顔面変形の大ケガを負わせる【防犯カメラが捉えた一部始終】
NEWSポストセブン
モンゴルを公式訪問された天皇皇后両陛下(2025年7月12日、撮影/横田紋子)
《麗しのロイヤルブルー》雅子さま、ファッションで示した現地への“敬意” 専門家が絶賛「ロイヤルファミリーとしての矜持を感じた」【軍地彩弓のファッションNEWS】
NEWSポストセブン
三原じゅん子氏に浮上した暴力団関係者との交遊疑惑(写真/共同通信社)
《党内からも退陣要求噴出》窮地の石破首相が恐れる閣僚スキャンダル 三原じゅん子・こども政策担当相に暴力団関係者との“交遊疑惑”発覚
週刊ポスト