おおっと、効果的なタイミングで新たなネタを繰り出してくる「週刊文春」が、一気に追い上げてきた。週刊誌はもとよりゲスが身上であり最大のレゾンデートル。簡単に負けるわけにはいかない。LINEのやり取りを流出させた誰かは、そこはあんまりつついちゃいけない気配が漂っているせいか、やや失速気味だ。

 タレント仲間、スポンサー、レコード会社、その他もろもろといった面々は、やはり格の違いはいかんともしがたく、後方にひとかたまりになって沈んでいる。いや、しかしどの面々もまだ勝負をあきらめていない。隠そうとすればするほどゲスな一面が見え隠れてしてしまうのが、ゲスダービーの油断ならないところだ。

 いよいよ最終コーナーをまわって、最後の直線に入った。ベッキーと川谷が抜きつ抜かれつのトップ争いを繰り広げている。「週刊文春」も激しくムチを入れてきた。ああ、なんということだ。後方からいきなり追い上げてきているのは、地味な存在かと思われた“その他もろもろの人たち”だ。目を凝らして正体をよく見てみたら、ああっと、物見高いばっかりで無責任な“世間の人たち”だ! これは強い! これはゲスだ!

 というわけでゲスダービーは、当事者のベッキーや川谷を抑えて、その他もろもろの人たちの皮をかぶった世間の人たちが、見事に優勝を飾りました。終わってみれば、何馬身も引き離しての圧勝でした。

 噂話をして盛り上がったのかネットで悪口を書きまくったのか、騒動との関わり方は人それぞれ。いずれにせよ、自分には関係ない話なのに、したり顔であれこれ言って目先の留飲を下げている図式は、まさにゲスの極み善男善女です。まあ、世間の人たちに好き勝手にネタにされるのが有名人の宿命ではありますが。

 そうそう、この「いちばんゲスだったのは誰だったのかダービー」ですが、諸事情でエントリー漏れがありました。本来なら当然出るはずだったのは「高みの見物をしてもっともらしい原稿を書いているヤツ」です。もし出走していれば、他を寄せ付けないゲスっぷりで独走していたことでしょう。諸事情とか言って出走しないところも、またゲスですね。たいへん申し訳ありません。

関連記事

トピックス

元交際相手の白井秀征容疑者(本人SNS)のストーカーに悩まされていた岡崎彩咲陽さん(親族提供)
《川崎・ストーカー殺人》「悔しくて寝られない夜が何度も…」岡崎彩咲陽さんの兄弟が被告の厳罰求める“追悼ライブ”に500人が集結、兄は「俺の自慢の妹だな!愛してる」と涙
NEWSポストセブン
グラドルから本格派女優を目指す西本ヒカル
【ニコラス・ケイジと共演も】「目標は二階堂ふみ、沢尻エリカ」グラドルから本格派女優を目指す西本ヒカルの「すべてをさらけ出す覚悟」
週刊ポスト
阪神・藤川球児監督と、ヘッドコーチに就任した和田豊・元監督(時事通信フォト)
阪神・藤川球児監督 和田豊・元監督が「18歳年上のヘッドコーチ」就任の思惑と不安 几帳面さ、忠実さに評価の声も「何かあった時に責任を取る身代わりでは」の指摘も
NEWSポストセブン
大谷翔平と真美子さん(時事通信フォト)
《ハワイで白黒ペアルック》「大谷翔平さんですか?」に真美子さんは“余裕の対応”…ファンが投稿した「ファミリーの仲睦まじい姿」
NEWSポストセブン
赤穂市民病院が公式に「医療過誤」だと認めている手術は一件のみ(写真/イメージマート)
「階段に突き落とされた」「試験の邪魔をされた」 漫画『脳外科医 竹田くん』のモデルになった赤穂市民病院医療過誤騒動に関係した執刀医と上司の医師の間で繰り広げられた“泥沼告訴合戦”
NEWSポストセブン
被害を受けたジュフリー氏、エプスタイン元被告(時事通信フォト、司法省(DOJ)より)
《女性の体に「ロリータ」の書き込み…》10代少女ら被害に…アメリカ史上最も“闇深い”人身売買事件、新たな写真が公開「手首に何かを巻きつける」「不気味に笑う男」【エプスタイン事件】
NEWSポストセブン
2025年はMLBのワールドシリーズで優勝。WBCでも優勝して、真の“世界一”を目指す(写真/AFLO)
《WBCで大谷翔平の二刀流の可能性は?》元祖WBC戦士・宮本慎也氏が展望「球数を制限しつつマウンドに立ってくれる」、連覇の可能性は50%
女性セブン
「名球会ONK座談会」の印象的なやりとりを振り返る
〈2025年追悼・長嶋茂雄さん 〉「ONK(王・長嶋・金田)座談会」を再録 日本中を明るく照らした“ミスターの言葉”、監督就任中も本音を隠さなかった「野球への熱い想い」
週刊ポスト
12月3日期間限定のスケートパークでオープニングセレモニーに登場した本田望結
《むっちりサンタ姿で登場》10キロ減量を報告した本田望結、ピッタリ衣装を着用した後にクリスマスディナーを“絶景レストラン”で堪能
NEWSポストセブン
訃報が報じられた、“ジャンボ尾崎”こと尾崎将司さん(時事通信フォト)
笹生優花、原英莉花らを育てたジャンボ尾崎さんが語っていた“成長の鉄則” 「最終目的が大きいほどいいわけでもない」
NEWSポストセブン
日高氏が「未成年女性アイドルを深夜に自宅呼び出し」していたことがわかった
《本誌スクープで年内活動辞退》「未成年アイドルを深夜自宅呼び出し」SKY-HIは「猛省しております」と回答していた【各テレビ局も検証を求める声】
NEWSポストセブン
訃報が報じられた、“ジャンボ尾崎”こと尾崎将司さん
亡くなったジャンボ尾崎さんが生前語っていた“人生最後に見たい景色” 「オレのことはもういいんだよ…」
NEWSポストセブン