芸能

『笑点』山田君も一言だけ これは第2の石坂浩二事件か

まさか『笑点』でも事件が?(番組HPより)

『開運!なんでも鑑定団』(テレビ東京系)を舞台に取り沙汰された“石坂浩二いじめ”事件は、石坂が番組を降板するという後味の悪い結果を迎えたが、その構図に酷似した事態が、やはり民放を代表する長寿番組で起きていたとの疑念が浮上した。

 今年50周年を迎える『笑点』(日本テレビ系)は平均視聴率20%近くをキープし続ける国民的娯楽番組。その名物コーナー・大喜利で“第2の石坂浩二事件”が発生していたのではないかと囁かれているのだ。日テレ関係者が言う。

「昨年、座布団運び役の山田隆夫さん(59)の冒頭の挨拶が不自然なまでに少なくなった時期があったのです」

 1984年、6代目座布団運び役となった山田。就任当初の重圧について、あるインタビューでこう振り返っている。

〈何がつらかったかというと、冒頭の挨拶。話芸の達人たちが次々とテンポよく面白い話をした一番あとに、素人の私が挨拶をしなければなりません(中略)プレッシャーに押しつぶされそうでした〉

 以来、山田は“マンション経営で大金持ち”、“子作り名人”という自虐ネタを披露したり、歌を歌って盛り上げるなど、“冒頭の挨拶”を大切にし、独特のキャラクターを作り上げ、番組に欠かせぬ存在となったのだが…。

「昨年5月から数か月間、山田さんは“座布団と幸せを運ぶ山田隆夫です”の一言しか言わなくなった。これに笑点ファンから“喋らせてもらえないのか”、“挨拶ぐらいはさせてあげて”、“山田君の挨拶がないのは不自然すぎる”といった声があがりました」(落語協会関係者)

 そうした異論が上がったためか、昨年10月から山田の挨拶は“復活”したのだが、“石坂事件”を機に、「あれは制作側による山田君を降板させるためのいじめだったのでは?」という疑念が再燃してしまったのだ。

 日テレ広報部に話を聞くと「制作の詳細についてはお答えできませんが、ご指摘のような事実はありません」との回答。

 一方の山田の所属事務所は「特に申し上げることはございません。これからも『笑点』の応援をどうぞよろしくお願い申し上げます」と変わらぬ『笑点』愛を語るのみだった。前出の落語協会関係者が、こう話す。

「山田さんは落語協会最高顧問で元大喜利メンバーでもある鈴々舎馬風門下です。だから、簡単にクビになるようなことはないと思います。でも、リニューアルの噂が絶えない笑点だけに、30年以上も出演する山田さんを代えようという考えが制作サイドにあっても不思議ではない」

“山田く~ん、自分の座布団持ってって~”と声がかかる日はそう遠くない?

※週刊ポスト2016年2月26日号

関連記事

トピックス

実力もファンサービスも超一流
【密着グラフ】新大関・安青錦、冬巡業ではファンサービスも超一流「今は自分がやるべきことをしっかり集中してやりたい」史上最速横綱の偉業に向けて勝負の1年
週刊ポスト
国宝級イケメンとして女性ファンが多い八木(本人のInstagramより)
「国宝級イケメン」FANTASTICS・八木勇征(28)が“韓国系カリスマギャル”と破局していた 原因となった“価値感の違い”
NEWSポストセブン
今回公開された資料には若い女性と見られる人物がクリントン氏の肩に手を回している写真などが含まれていた
「君は年を取りすぎている」「マッサージの仕事名目で…」当時16歳の性的虐待の被害者女性が訴え “エプスタインファイル”公開で見える人身売買事件のリアル
NEWSポストセブン
タレントでプロレスラーの上原わかな
「この体型ってプロレス的にはプラスなのかな?」ウエスト58センチ、太もも59センチの上原わかながムチムチボディを肯定できるようになった理由【2023年リングデビュー】
NEWSポストセブン
12月30日『レコード大賞』が放送される(インスタグラムより)
《度重なる限界説》レコード大賞、「大みそか→30日」への放送日移動から20年間踏み留まっている本質的な理由 
NEWSポストセブン
若手俳優として活躍していた清水尋也(時事通信フォト)
「もしあのまま制作していたら…」俳優・清水尋也が出演していた「Honda高級車CM」が逮捕前にお蔵入り…企業が明かした“制作中止の理由”《大麻所持で執行猶予付き有罪判決》
NEWSポストセブン
「戦後80年 戦争と子どもたち」を鑑賞された秋篠宮ご夫妻と佳子さま、悠仁さま(2025年12月26日、時事通信フォト)
《天皇ご一家との違いも》秋篠宮ご一家のモノトーンコーデ ストライプ柄ネクタイ&シルバー系アクセ、佳子さまは黒バッグで引き締め
NEWSポストセブン
ハリウッド進出を果たした水野美紀(時事通信フォト)
《バッキバキに仕上がった肉体》女優・水野美紀(51)が血生臭く殴り合う「母親ファイター」熱演し悲願のハリウッドデビュー、娘を同伴し現場で見せた“母の顔” 
NEWSポストセブン
六代目山口組の司忍組長(時事通信フォト)
《六代目山口組の抗争相手が沈黙を破る》神戸山口組、絆會、池田組が2026年も「強硬姿勢」 警察も警戒再強化へ
NEWSポストセブン
和歌山県警(左、時事通信)幹部がソープランド「エンペラー」(右)を無料タカりか
《和歌山県警元幹部がソープ無料タカり》「身長155、バスト85以下の細身さんは余ってませんか?」摘発ちらつかせ執拗にLINE…摘発された経営者が怒りの告発「『いつでもあげられるからね』と脅された」
NEWSポストセブン
結婚を発表した趣里と母親の伊藤蘭
《趣里と三山凌輝の子供にも言及》「アカチャンホンポに行きました…」伊藤蘭がディナーショーで明かした母娘の現在「私たち夫婦もよりしっかり」
NEWSポストセブン
2021年に裁判資料として公開されたアンドルー王子、ヴァージニア・ジュフリー氏の写真(時事通信フォト)
《恐怖のマッサージルームと隠しカメラ》10代少女らが性的虐待にあった“悪魔の館”、寝室の天井に設置されていた小さなカメラ【エプスタイン事件】
NEWSポストセブン