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自由化電力の選び方 料金、ポイント、電力の種類などが基準

 4月1日に始まる電力自由化。電力会社を自分で選べるようになるわけだが、どういう基準で選べばいいのだろうか? 様々なプランがあるので、個々人の優先順位に合った選び方をすべきだろう。

【電気料金の安さで選ぶ】
 各社の公式サイトで料金プランや基本料金、単価が公表されているので、そこから選ぶ。使用量が300kWhを超えている月が多い場合は、第3段階料金の割引が大きいプランがお得。第2段階料金までしか使っていないなら、東燃ゼネラル「myでんき」など一律で割引しているプランがおすすめだ。

《たとえばこんなプラン》
■東燃ゼネラル「myでんき」
 基本料金も段階料金も約5%オフ。

■東京ガス「ずっとも電気1」
 第1段階料金は割高。第2段階料金で約10%、第3段階料金で約13%安い。

【ポイント付与で選ぶ】
 電気料を安くするのではなく、ポイントの付与で“お得”を還元するタイプもある。Tポイント、Pontaポイントなどを貯めている人にはおすすめ。ただし、電気料金が毎月割高になると意味がないので、ポイントをお金に換算して比較することが大切。

《たとえばこんなプラン》
■東京電力 各種プラン
 1000円でTポイントかPontaポイントを5ポイント付与。

■東京ガス 各種プラン
 1000円で15パッチョポイント(東京ガスオリジナル)付与。

 バッチョポイントはTポイントやPonta、WAONポイントなどに交換可能(提供開始は順次)。一般的なクレジットカードのポイント還元率は0.5~1%。この数値を、ポイント還元率の比較に用いるとよい。たとえば、東京電力のTポイントやPontaポイントへの還元率は0.5%、東京ガスのパッチョポイントは還元率1.5%になる。

【電力の種類で選ぶ】
 太陽光、風力、地熱、水力などの自然エネルギーの電気を買いたい人は、発電方法や、販売されている電源の構成割合をチェック。現在は、個人向け料金プランを提示しているところは少ない。4月以降、プランが出そろうまでは様子を見たほうがよい。

《たとえばこんなプラン》
■イーレックス「関東従量電灯B」
 バイオマス発電の大手。基本料、第1段階料金はほぼ東京電力と同じだが、第2段階、第3段階料金での割引がある。

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