スポーツ

2000年の清原「今、屁をこいたら臭いからな」と謎の発言

現役時代の清原和博の奇行を野村貴仁氏が明かす

 本誌前号で掲載した清原和博容疑者(48)の元同僚選手で、2006年に覚せい剤取締法違反の疑いで逮捕され、清原事件のキーマンとも目されるX氏の「10年前の480分にもおよぶ証言」は、各方面に大きな衝撃を与えた。

 だが清原が、いつから薬物に手を染めるようになったかを赤裸々に語るその証言には、実はまだ続きがあった。日を追うにつれ、X氏は実名で登場し、テレビカメラに顔を出して取材に応じるようになった。状況が大きく変わったため、本誌も実名で報じる。野村貴仁氏が10年前に語り、これまで封印してきた証言を公開する。

 * * *
 私の感覚では、(最初は)向こう(清原)が気に入って寄って来ていたように思うけど、「清原軍団」の一員のようにいわれるようになりました。他の選手が集まってきていた時期は、どちらかといえば距離を置いていました。巨人には社会人時代に可愛がってもらっていた先輩もいたので、そちらを慕っていましたね。

 清原さんはクラブなどで、後輩が気分よく歌っているカラオケを途中で切ってしまうのがクセなんです。でもなぜか、私のカラオケだけは最後まで切らなかった。私のカラオケが相当うまかったのか、何か弱みがあったのかどちらかでしょうね。きっと後者だと思います。

 確かに清原さんの秘密はたくさん知っていました。ミスター(長嶋茂雄監督)主催で中華料理店で食事会があった時のことです。清原さんが、「つまらんから浅草の知り合いのところに行こうや」と途中で抜け出して、清原さんの車に乗り込んだ。もちろん飲酒運転です。

 しかしいざ車を駐車場から出そうとした時に、となりに止めてあった球団スタッフの車に当ててしまった。店のボーイが一部始終を見ていましたが「黙っといてや」と言って口止めしていました。半分脅しのような口調でしたが、そのまま走り去ってしまったんです。この時は、年俸をたくさんもらっているのに、セコイなァと思いましたね。

 そういえば2000年にはこんなこともありました。春季キャンプ直前、1月31日にミーティングがあるんですが、それが終わった時に、私とある投手が清原さんに呼ばれた。すると清原さんはいきなりシャツを脱いで、上半身裸になった。

 体は超マッチョでした。誰の目にもトレーニングだけではこうはならないだろうという体。その時、清原さんは「オレ、今、屁をこいたら臭いからな」と意味不明なことを言っていたのを覚えています。

※週刊ポスト2016年3月4日号

トピックス

2021年に裁判資料として公開されたアンドルー王子、ヴァージニア・ジュフリー氏の写真(時事通信フォト)
《異なる形の突起物を備えた光沢感あるグローブも…》10代少女らが被害に遭った「エプスタイン事件」公開された新たな写真が示唆する“加害の痕跡”
NEWSポストセブン
「みどりの『わ』交流のつどい」に出席された秋篠宮家の次女、佳子さま(2025年12月15日、撮影/JMPA)
佳子さま、“ヘビロテ”する6万9300円ワンピース 白いジャケットからリボンをのぞかせたフェミニンな装い
NEWSポストセブン
オフシーズンを迎えた大谷翔平(時事通信フォト)
《大谷翔平がチョビ髭で肩を組んで…》撮影されたのはキッズ向け施設もある「ショッピングモール」 因縁の“リゾート別荘”があるハワイ島になぜ滞在
NEWSポストセブン
愛子さまへのオンライン署名が大きな盛り上がりを見せている背景とは(時事通信フォト)
「愛子さまを天皇に!」4万9000人がオンライン署名、急激に支持が高まっている背景 ラオス訪問での振る舞いに人気沸騰、秋篠宮家への“複雑な国民感情”も関係か
週刊ポスト
群馬県前橋市の小川晶前市長(共同通信社)
「再選させるぞ!させるぞ!させるぞ!させるぞ!」前橋市“ラブホ通い詰め”小川前市長が支援者集会に参加して涙の演説、参加者は「市長はバッチバチにやる気満々でしたよ」
NEWSポストセブン
ネットテレビ局「ABEMA」のアナウンサー・瀧山あかね(Instagramより)
〈よく見るとなにか見える…〉〈最高の丸み〉ABEMAアナ・瀧山あかねの”ぴったりニット”に絶賛の声 本人が明かす美ボディ秘訣は「2025年トレンド料理」
NEWSポストセブン
千葉大学看護学部創立50周年の式典に出席された愛子さま(2025年12月14日、撮影/JMPA)
《雅子さまの定番カラーをチョイス》愛子さま、“主役”に寄り添うネイビーとホワイトのバイカラーコーデで式典に出席 ブレードの装飾で立体感も
NEWSポストセブン
12月9日に62歳のお誕生日を迎えられた雅子さま(時事通信フォト)
《メタリックに輝く雅子さま》62歳のお誕生日で見せたペールブルーの「圧巻の装い」、シルバーの輝きが示した“調和”への希い
NEWSポストセブン
日本にも「ディープステート」が存在すると指摘する佐藤優氏
佐藤優氏が明かす日本における「ディープステート」の存在 政治家でも官僚でもなく政府の意思決定に関わる人たち、自らもその一員として「北方領土二島返還案」に関与と告白
週刊ポスト
大谷翔平選手と妻・真美子さん
《チョビ髭の大谷翔平がハワイに》真美子さんの誕生日に訪れた「リゾートエリア」…不動産ブローカーのインスタにアップされた「短パン・サンダル姿」
NEWSポストセブン
石原さとみ(プロフィール写真)
《ベビーカーを押す幸せシーンも》石原さとみのエリート夫が“1200億円MBO”ビジネス…外資系金融で上位1%に上り詰めた“華麗なる経歴”「年収は億超えか」
NEWSポストセブン
神田沙也加さんはその短い生涯の幕を閉じた
《このタイミングで…》神田沙也加さん命日の直前に元恋人俳優がSNSで“ホストデビュー”を報告、松田聖子は「12月18日」を偲ぶ日に
NEWSポストセブン