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2016.03.04 07:00  週刊ポスト

心不全の疑いがある人への新対処法「人工呼吸はすべきか」等

●AEDを使用する

 AED(自動体外式除細動器)は、心停止の際に機械が自動的に解析を行ない、必要に応じて電気的なショック(除細動)を与える医療機器だ。

 急性心筋梗塞の初期症状は、心臓の筋肉が痙攣して血液を送れない「心室細動」が多い。AEDを使うと、機械が判断してこの心臓の細動を取り除く。その後は速やかに心臓マッサージ(必要に応じて人工呼吸)を行ない、心臓の拍動が戻るよう試みる。

 現在、AEDは学校や主要駅など全国で約53万台(2013年末時点)設置されている。2014年の統計によれば、心停止にAEDを使用したことで約4割の命が助かっている。

「電源を入れて音声ガイドに従うだけ。電極の貼り方は電極パッドなどに描かれたイラスト通りに貼る。電気ショックの必要性は心電図を読み取ったAEDが自動的に判断するので躊躇わず使用してほしい」(東京防災救急協会)

 ちなみに「電気ショックは不要です」とのアナウンスが流れても、「心室細動」がないだけで、「心臓が動いている」ということではないので要注意。その場合も同じく心臓マッサージをし、救急隊員の到着を待つ。

●意識があれば座らせて体を起こす

 患者に意識がある場合は、少し対処が異なる。心臓の機能が低下していると血液が肺に滞り苦しくなるので、患者の上半身をそっと起こして肺に溜まった血液を下方向へ向かわせる。そうすることで呼吸困難を和らげることができる。

※週刊ポスト2016年3月11日号

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