デビューは2013年で、5本の映画に出演。民放ドラマのレギュラー出演はまだなく芸歴は浅いが、京都の太秦で育ち、幼い頃から演技を見て自然と培ってきた役者としての勘や、高校時代から養成所で演劇を学び、観客の心を掴む瞬発力や表現力を磨いてきたのでは、と木村さんは見ている。

「本当に演じることが大好きなんだなと、見ているこちらが応援したくなる魅力がある女優さんですね。その意味でも老若男女が見るNHK向きの女優さん。男女年齢を問わず応援したくなる感じの良さは、『あまちゃん』で全国区になった有村架純さんにも似ています。でも、ふたりとも芯が強くて、芝居に対するモチベーションがすごく高い。ヒロインのオーディションに落ちて脇役で出演という共通点もそうですし、朝ドラ出身という意味では、これから“第2の有村架純”として続く可能性を秘めています」

 有村が『あまちゃん』を機にブレイクしたように、主演よりも脇役からブレイクする面白さが朝ドラにはある。

「吉岡さんは、昨年の『美女と男子』(NHK)にもちょっと変わったアイドル役で出ていますし、NHKに気に入られているのはまず間違いないでしょう。『まれ』の土屋太鳳さんや『とと姉ちゃん』の高畑充希さんのように、NHKは続けて起用する傾向がありますから、彼女も今後、朝ドラの主役になる可能性は十分あると思います。順調に演技経験を重ねているので、ここ1、2年で連ドラ主演にまで登り詰めるかもしれません。

 今回はメガネが印象的な役なので、今後はメガネを取ったときの役で『あの子こんなにかわいかったんだ』とまた話題になるのでは。美少女で、脱いだらグラマラスで、太秦撮影所の近隣出身という物語性もあるし、地道に下積みを重ねているし、芸能界屈指の猫好きという今どきのキャラなど、製作側が使いたくなる要素をたくさん持っているので、これから露出はグッと増えると思います」

 最終話まであと1か月。展開のカギを握るキャストのひとりであることは間違いない。

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