ライフ

女性ホルモン分泌量キープするための「いい生活習慣」21選

産婦人科医でモデル、タレントの丸田佳奈さん

 女性の健康や美容において、重要な役割をはたすのが女性ホルモン。そして、自分の女性ホルモンの状態を知ることが、キレイになる第一歩となる。

『キレイの秘訣は女性ホルモン』(小学館)の著書を持つ産婦人科医、モデル、タレントの丸田佳奈さんによると、女性ホルモンの状態を知るには、生理周期のリズムを把握することが、いちばん早くて確実な方法だという。それを踏まえた上で、適正なホルモンの分泌量をキープする方法について、丸田さんに解説してもらった。

 * * *
 女性ホルモン、特にエストロゲンが女性らしい体形や、潤いのある肌や髪といった“キレイ”を作ってくれることは医学的にも証明されています。しかし、年齢に応じた適切な分泌量があり、不足しても、多すぎても、体にさまざまな不調をもたらします。正常なバランスを維持することが何より大切なのです。

 そして、その方法は単純明快。「いい生活習慣を継続する」──これに尽きるのです。では、実際にどうすればいいのか、具体的な項目として挙げてみました。全部をクリアするのはなかなか難しいと思いますが(私も全部は無理です)、できていない項目があれば、焦らずに1つ1つ減らしていきましょう。

【期間別・いい生活習慣】
●1日単位
・起床と就寝はなるべく同じ時間に。
・睡眠時間は6時間以上を。
・ある程度の量がある3回の食事を同じ時間にとる。
・間食は少なめに。洋菓子より和菓子が好ましい。
・30品目の食材を摂る。サプリメントに頼らない。
・たばこを吸わない。
・コーヒーは1日2、3杯までにする。
・冷えを感じることがないように、対策をする。
・階段を使うようにして、体を動かす。
・水分の摂取量は1日約1.5~2リットルを目安に。
・入浴は毎日必ず浴槽につかる。
・寝る2時間前には食事を終わらせる。
・睡眠時は照明を暗くする。

●1週間単位
・お酒は週に1、2回にする。
・定期的にストレッチをする。毎日できれば◎。
・週に2回は息が上がるような運動を30分以上行う。
・ストレスを溜めないように工夫する。
・スケジュールをびっしりと入れず、体を休める時間を作る。
・家にいる時もゴロゴロしている時間を少なくする。

●1か月単位
・ダイエットしても減らす体重は1か月に1~2kgまで。
・生理前でも暴飲暴食しない。

 生活習慣を整えるといっても、仕事時間が不規則だったり、日々の用事に追われてしまうと、どうしても乱れがちに。エストロゲンの分泌量は一般的に30才前後がピークで、40代半ばから急激に減少します。そこで、食事を工夫することで女性ホルモン減少による不調を予防しましょう。

 おすすめは大豆。日本人に不足しがちなたんぱく質やカルシウム、そして、食物繊維、ミネラル、ビタミンなどが豊富で、主成分の1つ、大豆イソフラボンは、実はエストロゲンと化学構造が似ていて“植物性エストロゲン”と呼ばれているのです。

撮影■アンディ・チャオ

※女性セブン2016年3月17日号

関連記事

トピックス

話題を集めた佳子さま着用の水玉ワンピース(写真/共同通信社)
《夏らしくてとても爽やかとSNSで絶賛》佳子さま“何年も同じ水玉ワンピースを着回し”で体現する「皇室の伝統的な精神」
週刊ポスト
ヒグマの親子のイメージ(時事通信)
《駆除個体は名物熊“岩尾別の母さん”》地元で評判の「大人しいクマ」が人を襲ったワケ「現場は“アリの巣が沢山出来る”ヒヤリハット地点だった」【羅臼岳ヒグマ死亡事故】
NEWSポストセブン
真美子さんが信頼を寄せる大谷翔平の代理人・ネズ・バレロ氏(時事通信)
《“訴訟でモヤモヤ”の真美子さん》スゴ腕代理人・バレロ氏に寄せる“全幅の信頼”「スイートルームにも家族で同伴」【大谷翔平のハワイ別荘訴訟騒動】
NEWSポストセブン
決勝の相手は智弁和歌山。奇しくも当時のキャプテンは中谷仁で、現在、母校の監督をしている点でも両者は共通する
1997年夏の甲子園で820球を投げた平安・川口知哉 プロ入り後の不調について「あの夏の代償はまったくなかった。自分に実力がなかっただけ」
週刊ポスト
中居正広氏の騒動はどこに帰着するのか
《中居正広氏のトラブル事案はなぜ刑事事件にならないのか》示談内容に「刑事告訴しない」条項が盛り込まれている可能性も 示談破棄なら状況変化も
週刊ポスト
離婚を発表した加藤ローサと松井大輔(右/Instagramより)
「ママがやってよ」が嫌いな言葉…加藤ローサ(40)、夫・松井大輔氏(44)に尽くし続けた背景に母が伝えていた“人生失敗の3大要素”
NEWSポストセブン
ヒグマの親子のイメージ(時事通信)
【観光客が熊に餌を…】羅臼岳クマ事故でべテランハンターが指摘する“過酷すぎる駆除活動”「日当8000円、労災もなし、人のためでも限界」
NEWSポストセブン
2013年に結婚した北島康介と音楽ユニット「girl next door」の千紗
《金メダリスト・北島康介に不倫報道》「店内でも暗黙のウワサに…」 “小芝風花似”ホステスと逢瀬を重ねた“銀座の高級老舗クラブ”の正体「超一流が集まるお堅い店」
NEWSポストセブン
夏レジャーを普通に楽しんでほしいのが地域住民の願い(イメージ)
《各地の海辺が”行為”のための出会いの場に》近隣住民「男性同士で雑木林を分け行って…」 「本当に困ってんの、こっちは」ドローンで盗撮しようとする悪趣味な人たちも出現
NEWSポストセブン
2013年に結婚した北島康介と音楽ユニット「girl next door」の千紗
《北島康介に不倫報道》元ガルネク・千紗、直近は「マスク姿で元気がなさそう…」スイミングスクールの保護者が目撃
NEWSポストセブン
娘たちとの関係に悩まれる紀子さま(2025年6月、東京・港区。撮影/JMPA)
《眞子さんは出席拒否の見込み》紀子さま、悠仁さま成年式を控えて深まる憂慮 寄り添い合う雅子さまと愛子さまの姿に“焦り”が募る状況、“30度”への違和感指摘する声も
女性セブン
違法薬物を所持したとして不動産投資会社「レーサム」の創業者で元会長の田中剛容疑者が逮捕された
「ローションに溶かして…」レーサム元会長が法廷で語った“薬物漬けパーティー”のきっかけ「ホテルに呼んだ女性に勧められた」【懲役2年、執行猶予4年】
NEWSポストセブン