芸能

高須院長との恋愛描く西原理恵子 同世代からの声に喜ぶ

「同世代の声が多くてうれしい」と語る西原氏

「71才のおじいちゃんと51才のおばちゃんのアツアツ、イチャイチャぶりを誰が読みたいんだ?」──描いた本人がそう首をかしげながらスタートしたのが、西原理恵子さんのエッセイ漫画『ダーリンは70歳』(『ビッグコミックスペリオール』にて連載中)。

 パートナーである高須クリニック院長の高須克弥さんとの日常を描いたこの漫画は、中高年の男女を問わず、「もう一度、現役に戻る勇気がわいた」「自分も一緒に年をとる相手が欲しくなった」など、大きな反響が寄せられることとなる。そして、今年1月に出版された同名の単行本は、売り切れ店が続出、たちまち増刷となったのだ。

 ページをめくると、軽快でウイットに富んだ西原節で、ふたりの関係が「ここまで描いて大丈夫?」と、アッチの話からエッチの話まで、赤裸々に描かれている。

 その内容は、美容界の風雲児・高須さんの奇行(!?)の数々や、国賓待遇でもてなされたチベットやモンゴルなど旅先での珍事件、CMよろしく自家用ヘリで山頂までひとっ飛びする超VIPな登山デートに、西原さんが高須さんを襲うホテルデートなどなど。どれもスケールの違いを感じさせるが、なぜか最後には「愛する人がいるのっていいな」と、ほのぼのしてしまうから不思議だ。

 それにしても、なぜ普通なら秘めておきたい、至極プライベートな交際内容を西原さんは描き始めたのだろう。西原さんはこう話す。

「最初は、70才と50才の恋愛ものなんて、『気持ち悪い』とか言われるかなって思ったんだけど、だったらあえてそれを描いてみようって。だけど、読者から『ぼくも恋人が欲しくなった』『またカレシが欲しい』っていう、同世代の声が多くて、とってもうれしいんです」

 西原さんが描く、高須さんの“うじうじキャラ&奇行ぶり(?)”は、1日数十件もオペをこなす、キリリとした姿からは正直、想像がつかないが…。

「本人は偉人ぶっているけど、ふたりきりの時は、お腹やチ○コを出したり、おじいちゃんだから尿モレもしちゃうんです。あ、今ちょうどお漏らししたままM字開脚で寝ている彼を描いてたんですよね~(と言って、できたてホヤホヤの原画を取り出す)。こういうシーンを描くと、かっちゃんは『みんなが見るからヤダ!』って、いじけているけれど、最近は『もういい。どうせ汚れた体だから』って、開き直っていますよ」(西原さん)

※女性セブン2016年4月14日号

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