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清原被告の元交際相手が仏門に入るまでの壮絶半生を告白

西武時代の清原被告との交際を告白した生島マリカ氏

 今年2月、覚せい剤取締法違反で逮捕された清原和博被告を巡る騒動の中、注目された一人の女性がいる。僧侶にして作家の生島マリカ氏だ。

 生島氏は昨年12月、初の自叙伝『不死身の花』(新潮社刊)を上梓し、同書のなかで西武ライオンズ時代の清原被告との交際を告白。そこには複数の女性との交際を疑う生島氏の問いかけに対し、「何で俺が体張って稼いだ金、そこらの女にやらなアカンねん」と言い返された思い出や、親友が自殺して泣くじゃくる生島氏に、「その子はお前に泣いてもらえて、喜んでいるよ」と慰められたエピソードなど、清原被告の意外な人物像が描かれていて話題となった。

 だが、清原被告との交際の事実以上に読者が興味を惹かれたのは、生島氏が明かした壮絶な半生だった。

 幼少期、在日韓国人としてイジメを受け、父親の再婚相手に煙たがられたことで13歳にして帰る家を失う。大阪・北新地に飛び込んでホステスとして働き、16歳で上京。銀座で一世を風靡したホステスとして名を馳せた。

 芸能活動や大物ヤクザの息子との恋愛、親友の自殺、結婚、出産、死に直面した癌の発症に屈辱と恐怖のレイプ体験など、ジェットコースターのように浮き沈みする人生が生々しく綴られていた。

 そうした経験を乗り越えた彼女は、2012年に仏門に入った。女性として同じく波乱万丈な人生を生きて出家した“第二の瀬戸内寂聴”との呼び声も高い。生島氏が語る。

「仏門に入ったきっかけは、30代後半でのレイプ体験にあるんです。友人だと思っていた女性に嵌められて、20代半ばの男性に犯された。その女性に抗議しても、“まだまだアンタも若い子の欲望の対象になるってことよ。若い子を喰ってやったって思えばいいやん”と言われる始末。しかもその事実を、街の人が全員知ってしまったのです。

 もう人と話すことも外に出るのも嫌になった。精神科に通いつめるほどに追い詰められてしまった。一晩中泣いたり喚いたりして、“ホンマに死にたい”って思ったけど、私には子供がおるし死ねない。そんな時にインターネットを見ていたら“得度”の文字が目に入ってピン!と来たんです。“ここや! ここなら救ってくれるかもしれへん”と思い、あるお寺を訪れました」

 直感を信じた生島氏は、とある山奥の寺院を訪問した。

「本来は何度かのやりとりを経て、得度の許しが降りるらしいのでが、私は違ったんです。得度したい理由として、約5時間にわたり自身の半生を嘘偽りなく告白しました。話し終えると住職から、“あなたは生きなければいけない人。この世の中でのあなたの苦行は全て終わっている。どうぞ得度してください”と、お許しをいただいたんです」

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