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清原被告の元交際相手が仏門に入るまでの壮絶半生を告白

 その後3年間にわたり、和歌山県にある真言宗の総本山・高野山へ足を運んだり、数人の僧侶との面談を行なうなどし、得度式への準備を進めていく。その過程で、運命に導かれるようにある寺に足を運ぶことになる。

「“このお坊さんに会いに行きなさい”と指定されたお寺が、私が親友の自殺で混乱した時に連れて行かれたお寺だったんです。これには正直びっくりしました。それをお坊さんに伝えると、“巡り合わせです”ととっても穏やかな表情をしてはったのが印象的でした」

 得度式を無事に終えて僧侶になった生島氏の元には、人生の悩みについてアドバイスを求める声が届くようになったという。

「今では病気や恋愛の相談を受けることも多くなりました。結婚を後押しした女性もいます。相手男性の親に反対されている女性の相談は印象に残っています。私も在日韓国人というだけで、交際相手の親兄弟から認めてもらえないこともありました。その時の経験を元にアドバイスしていくと、彼女も勇気が出てきたようでした。

 なかには私の過去を知った上で、“色々あったけど、マリカさんを見ていたら私も生きていけるっていう気になったわ”って元気になってくれる人もいます。それだけ私の人生って壮絶なようです(笑い)」

 何度も枯れ果てそうになった不死身の花は今、他人の幸せのために咲こうとしている。

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