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「プロ野球あるある」セ・リーグ編 「給料が2軍>1軍」

「巨人軍第◯代4番バッター」っていつまで言うの?

 漫画家のカネシゲタカシ氏が、プロ野球に関する「あるあるネタ」をツイッター上で集め始めたのが2011年冬頃。2万人超のフォロワーから集まったネタは、現在15万点にも上るという。集められたネタは、2012年から毎年書籍として刊行中で、現在まで5冊出ている(『みんなのあるあるプロ野球』)。

「投稿者は一般のプロ野球ファンから、著名なライターさんや芸人さんまで幅広くいらっしゃいます。彼らのお笑いセンスもさることながら、プロ野球に漂ういい意味での古臭さや不合理な伝統がツッコミポイントとなり、笑える『あるある』が生まれるんです。おそらくサッカーではここまで笑えるネタは集まらないと思います」(カネシゲ氏)

 プロ野球OBに見せると「あるある」と唸り、ネタを逆提案されることも。カネシゲ氏のもとに寄せられた「あるある」の中から「セ・リーグ編」を紹介しょう。以下、「」内が、ツイッターユーザーから集まったネタだ。( )内は本誌による補足。

【巨人】
「シーズン中盤になると2軍が1軍の年俸を抜く」@dexit_9
(阿部慎之助ほか故障がちの大物選手が多いこと)

【阪神】
「土はいいのに生え抜きが育たない」@G88man
(甲子園の土は阪神園芸による絶妙な配合が自慢)

【広島】
「『東洋』がないがしろにされがち」@Jimanishi
(正式名称は「広島東洋カープ」。ドラフト以外ではなかなか言われない)

【中日】
「巨人でいう中居くんのポジションが峰竜太」@d3tshota
(熱烈なドラゴンズファン。球団外広報の肩書も持ち、スポークスマン的な役割も)

【ヤクルト】
「『怪我さえなければ伊藤智仁は最高の投手』はファンの定番」@super_hotcake
(スライダーの使い手で史上最高投手の呼び声も高いが、怪我に悩まされ、10年間の現役生活でわずか37勝で引退した)

【DeNA】
「ダルビッシュが『日本で唯一勝てなかった球団』が自慢」@gen1998
(そもそも対戦機会がそれほどなかった)

【プロフィール】カネシゲタカシ:岩尾望(現フットボールアワー)と組んでいたお笑いコンビを1999年に解散。漫画家に転身し、週刊アサヒ芸能などで幅広く活躍中。ツイッターアカウントは「@kaneshige_t」。

※週刊ポスト2016年6月17日号

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