脇を締めるといっても、二の腕がむにゅっと広がるほど体に押しつけるのは御法度で、体とひじは、常に5cmくらいの隙間を保っているのが正解。
こんな姿勢を長時間保ち続けるのは、“ごろん丸”にとってはかなり過酷な動作ですが、若々しいおしゃれを楽しむためには、必要なこと。ぜひともがんばっていただきたいものです。
そもそも、ノースリーブを買う際の注意点としては、脇の“くり”(開き)があまり大きくないものを選ぶのが鉄則。大きく開いていると、周囲の人があまり見たくないもの、たとえば、下着や脇のお肉がはみ出すなどの“事故”が起こりがちです。
そしてエレガントに見えるよう、きれいな色目を選ぶことも大切ですね。若い人が着たら生成りに見えても、大人世代の女性が着ると黄ばんで見えたり、トレンドのカーキ色は枯れ葉色に見えてしまう危険性もはらんでいます。
そして最大のポイントは、なんといってもカーディガンなどの“はおりもの”を上手に使うことです。原則的に、この“はおりもの”は、絶対に脱いではいけません。
袖を通さずに、石田純一さん風にはおりものを肩にはおるのもトレンドです。この時も肩や腕の肌を全部見せずに、上手に隠すこと。いわゆる“肌見せ”の効果を狙うのです。見せるところと、隠すところのメリハリをつけて、素敵な初夏を過ごしましょう。
オバさん、万歳!
※女性セブン2016年6月30日号