芸能

黒木瞳と大地真央 「宝塚流アメとムチ」で後進を育てる

テレビ番組で大地真央と奇跡の共演を果たす

《最強コンビが再結成!》、《2人が並んで話しているところを見れるなんて…》。6月19日、ネット上には“奇跡の共演”に対する歓喜の声が溢れていた。

 同日放送の『ボクらの時代』(フジテレビ系)に、宝塚歌劇団の元男役トップスター・大地真央(60才)と、元娘役トップスター・黒木瞳(55才)が出演。現役時代には黄金コンビといわれた2人だが、1985年に同時に退団して以来31年間、トーク番組や芝居での共演は一切なかった。

 番組では宝塚歌劇団理事で演出家の小池修一郎氏(61才)も含めた3人で当時の思い出話に花を咲かせた。時を戻したかのように、「ショーコ(黒木の愛称)」「真央さん」と呼び合う2人。黒木が茶目っ気たっぷりに話すたびに、やさしく微笑みながら相づちを打つ大地の姿からは、今なお続くコンビ愛が伝わってきた。

 宝塚での出会い、初めて言葉を交わした時のこと──久しぶりのトークは次第に熱を帯びていく。「(大地は)芸事に関してはすごく厳しかった」と話す小池氏の後に、勢いづいた黒木は「すごく厳しかったですね」とうなずき、当時のエピソードを語り始めた。大地の怒り具合は名前の呼ばれ方でわかったのだという。

「いちばん怖いのが『江上さん!』(黒木の旧姓)っておっしゃる時。うわ~、江上だぁ~って思いながら(大地さんのもとに)行くんです。その次が『黒木さん!』で、同期生に励まされながら行く。普通の伝達事項だと『ショーコ(黒木の愛称)ちゃん』とか、『ショーコ』。ショーコがいちばんフレンドリーでした(笑い)」

 黒木の言葉に、大地はニンマリと笑う。そんな大地を横目に、黒木はフォローするように続けた。

「その後に必ず『ご飯に行こう』っておっしゃって、『なぜみんなの前で注意するかわかる? 他の人があなたに注意できないように私がするのよ』って。だから2人きりのときはすごくやさしいんです」

 言葉を選びながら当時を振り返る黒木に大地はきっぱりとした口調でこう答えた。

「2人でやると決まった以上は宝塚のいちばんになりたいと思ったから必死だったよね。ショーコはよくついてきてくれたと思う。(相手役は)彼女じゃないとダメだった」

 その後も「私たちの愛に勝つ人はいないと思う」と大地が断言するなど絆の深さを見せつけ、番組は最後「いつか女優としても共演したい」という黒木のアプローチで終わった。

関連記事

トピックス

国民に笑いを届け続けた稀代のコント師・志村けんさん(共同通信)
《恋人との密会や空き巣被害も》「売物件」となった志村けんさんの3億円豪邸…高級時計や指輪、トロフィーは無造作に置かれていたのに「金庫にあった大切なモノ」
NEWSポストセブン
国民に「リトル・マリウス」と呼ばれ親しまれてきたマリウス・ボルグ・ホイビー氏(NTB/共同通信イメージズ)
ノルウェー王室の人気者「リトル・マリウス」がレイプ4件を含む32件の罪で衝撃の起訴「壁に刺さったナイフ」「複数の女性の性的画像」
NEWSポストセブン
愛子さまが佳子さまから学ぶ“ファッション哲学”とは(時事通信フォト)
《淡いピンクがイメージカラー》「オシャレになった」「洗練されていく」と評判の愛子さま、佳子さまから学ぶ“ファッション哲学”
NEWSポストセブン
年下の新恋人ができたという女優の遠野なぎこ
《部屋のカーテンはそのまま》女優・遠野なぎこさん急死から2カ月、生前愛用していた携帯電話に連絡すると…「ポストに届き続ける郵便物」自宅マンションの現在
NEWSポストセブン
背中にびっしりとタトゥーが施された犬が中国で物議に(FB,REDより)
《犬の背中にびっしりと龍のタトゥー》中国で“タトゥー犬”が大炎上、飼い主は「麻酔なしで彫った」「こいつは痛みを感じないんだよ」と豪語
NEWSポストセブン
(インスタグラムより)
《“1日で100人と寝る”チャレンジで物議》イギリス人インフルエンサー女性(24)の両親が現地メディアで涙の激白「育て方を間違ったんじゃないか」
NEWSポストセブン
藤澤五月さん(時事通信フォト)
《五輪出場消滅したロコ・ソラーレの今後》藤澤五月は「次のことをゆっくり考える」ライフステージが変化…メンバーに突きつけられた4年後への高いハードル
NEWSポストセブン
石橋貴明、現在の様子
《白髪姿の石橋貴明》「元気で、笑っていてくれさえすれば…」沈黙する元妻・鈴木保奈美がSNSに記していた“家族への本心”と“背負う繋がり”
NEWSポストセブン
イギリス出身のインフルエンサーであるボニー・ブルー(本人のインスタグラムより)
「タダで行為できます」騒動の金髪美女インフルエンサー(26)が“イギリス9都市をめぐる過激バスツアー”開催「どの都市が私を一番満たしてくれる?」
NEWSポストセブン
ドバイのアパートにて違法薬物所持の疑いで逮捕されたイギリス出身のミア・オブライエン容疑者(23)(寄付サイト『GoFundMe』より)
「性器に電気を流された」「監房に7人、レイプは日常茶飯事」ドバイ“地獄の刑務所”に収監されたイギリス人女性容疑者(23)の過酷な環境《アラビア語の裁判で終身刑》
NEWSポストセブン
Aさんの乳首や指を切断したなどとして逮捕、起訴された
「痛がるのを見るのが好き」恋人の指を切断した被告女性(23)の猟奇的素顔…検察が明かしたスマホ禁止、通帳没収の“心理的支配”
NEWSポストセブン
指定暴力団六代目山口組の司忍組長(時事通信フォト)
【七代目山口組へのカウントダウン】司忍組長、竹内照明若頭が夏休み返上…頻発する「臨時人事異動」 関係者が気を揉む「弘道会独占体制」への懸念
NEWSポストセブン