できるだけ安く買い物したいと思うのが人の常だが、なんでもかんでも「値切り」すればいいというものではない。神奈川県に住む保育士の女性Iさん(31才)は、結婚9年目。関西出身の夫の「値切り」に困っているという。
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関西出身の夫は、「値切らずにものを買うことに罪悪感がある」んだそう。野菜を買ったら傷をくまなく探して「10円まけてや」。
絶対にまけるはずのないチェーンの居酒屋やファストフードでも、「細かいお金、まけられへんのか。ホンマに5円の金も値引きできへんのか」としつこいのなんの。
そんな夫に心の底から嫌気がさしたのが、先日、夫のジーンズを買いに行ったときのこと。脚が短い夫は30cmのすそ上げをすることに。すかさず「タダか?」と店員さんに聞くのよ。「ハイ、無料です」とにっこりされたら、普通はそこで話は終わりでしょ?
なのに夫は、「おかしいやん。オレは30cmの布をいらん言うてんやで。その分、値引きやろ」って何度も。
さすがに店員さんも、黙っちゃった。恥ずかしいったらないから、私は店、出ちゃった。値切るときだけ関西弁になるっていうのも、ほんと、いやらしい!
※女性セブン2016年7月28日号