ライフ

どんな高齢者になるか――10年後の姿は心がけ次第

植松晃士さんが10年後の自分の姿をレクチャー

 世の中のオバさんたちに健康かつ美しく生きていくために、ファッションプロデューサー・植松晃士さんがアドバイス。今回は、どんな「おばあさん」になるかをテーマに語ります。

 * * *
 皆さま、ご機嫌よう。帰省やご旅行の予定はお決まりですか? 私はお仕事の合間にたまったドラマの鑑賞会になるかもしれません。

 ドラマといえば、いよいよ終盤戦に入ったNHK朝ドラ『とと姉ちゃん』。相変わらず楽しく拝見していますが、宝塚ファンの私としては、やはり大地真央さんのお姿が見られない画面は寂しいもの。

 過去の放送を見返しても、やはり大地真央さんの美しさは俗世間を超越していました。背筋をしゃんと伸ばした凜とした佇まいは、オーラが出すぎて発電機のよう。さり気なく会釈するお顔の角度、お猪口でお酒をいただくときの所作の完璧さ。

 一部では「若すぎる」「美しすぎる」という声もあったようですが、ファンとしては「当たり前でしょう、真央さまなんですから」と声を大にして申し上げたいくらいです。お手入れの行き届いた白く輝く御髪を、あれほど魅力的に見せたのも、真央さまならではでした。

 時折、ナチュラル系のファッションのアラフィフ世代の女性で、「まだお顔には若さが残っているのに御髪は真っ白」、というスタイルのかたを拝見することがあります。

 ナチュラル系ファッションを好んでいる女性が、老けて見えるのは疑いようのない事実ですが、さらに白髪交じりにスッピン、お洋服はゴムのズボンに洗いざらしのTシャツでは、あまりにももったいないと思わないのかしら。

 いくら努力を重ねたとしても、私も含め、みんないつかはおばあさん、おじいさんになるんです。その前に時間を早回しして積極的に、おばあさんチームに片足を突っ込む必要がどこにあるのでしょう。

 つい先日も、とある都内のカフェで、バーゲン帰りのナチュラルおばさまの2人連れに遭遇したのですが、戦利品を嬉しそうに見せるその手に握られていたのは、お紅茶色というか、くすんだ色目のカットソーでした。

 ただでさえ血色のよくないお顔に、くすんだ色のカットソー。しかもインド綿っぽい素材なので、ナチュラルといえばそうなのですが、しわ感、よれ感が満載で、身につけたお姿を想像しただけで痛々しく感じてしまいました。

関連キーワード

関連記事

トピックス

NHK大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』の打ち上げに参加したベッキー
《ザックリ背面ジッパーつきドレス着用》ベッキー、大河ドラマの打ち上げに際立つ服装で参加して関係者と話し込む「充実した日々」
NEWSポストセブン
三田寛子(時事通信フォト)
「あの嫁は何なんだ」「坊っちゃんが可哀想」三田寛子が過ごした苦労続きの新婚時代…新妻・能條愛未を“全力サポート”する理由
NEWSポストセブン
雅子さまが三重県をご訪問(共同通信社)
《お洒落とは》フェラガモ歴30年の雅子さま、三重県ご訪問でお持ちの愛用バッグに込められた“美学” 愛子さまにも受け継がれる「サステナブルの心」
NEWSポストセブン
大相撲九州場所
九州場所「17年連続15日皆勤」の溜席の博多美人はなぜ通い続けられるのか 身支度は大変だが「江戸時代にタイムトリップしているような気持ちになれる」と語る
NEWSポストセブン
一般女性との不倫が報じられた中村芝翫
《芝翫と愛人の半同棲にモヤモヤ》中村橋之助、婚約発表のウラで周囲に相談していた「父の不倫状況」…関係者が明かした「現在」とは
NEWSポストセブン
山本由伸選手とモデルのNiki(共同通信/Instagramより)
《噂のパートナーNiki》この1年で変化していた山本由伸との“関係性”「今年は球場で彼女の姿を見なかった」プライバシー警戒を強めるきっかけになった出来事
NEWSポストセブン
マレーシアのマルチタレント「Namewee(ネームウィー)」(時事通信フォト)
人気ラッパー・ネームウィーが“ナースの女神”殺人事件関与疑惑で当局が拘束、過去には日本人セクシー女優との過激MVも制作《エクスタシー所持で逮捕も》
NEWSポストセブン
デコピンを抱えて試合を観戦する真美子さん(時事通信フォト)
《真美子さんが“晴れ舞台”に選んだハイブラワンピ》大谷翔平、MVP受賞を見届けた“TPOわきまえファッション”【デコピンコーデが話題】
NEWSポストセブン
指定暴力団六代目山口組の司忍組長(時事通信フォト)
《六代目山口組・司忍組長2月引退》“竹内七代目”誕生の分岐点は「司組長の誕生日」か 抗争終結宣言後も飛び交う「情報戦」 
NEWSポストセブン
活動を再開する河下楽
《独占告白》元関西ジュニア・河下楽、アルバイト掛け持ち生活のなか活動再開へ…退所きっかけとなった騒動については「本当に申し訳ないです」
NEWSポストセブン
ハワイ別荘の裁判が長期化している
《MVP受賞のウラで》大谷翔平、ハワイ別荘泥沼訴訟は長期化か…“真美子さんの誕生日直前に審問”が決定、大谷側は「カウンター訴訟」可能性を明記
NEWSポストセブン
11月1日、学習院大学の学園祭に足を運ばれた愛子さま(時事通信フォト)
《ひっきりなしにイケメンたちが》愛子さま、スマホとパンフを手にテンション爆アゲ…母校の学祭で“メンズアイドル”のパフォーマンスをご観覧
NEWSポストセブン