「あるソフトバンクOBは、『大谷がインコースを投げられても微動だにしないのは、当てられないと確信があるからだ。あんな弱気な攻めでは、ペナントを制することはできない』と激怒していた。
ただし、8月の直接対決で日ハムに負けた直後の囲み取材で、工藤(公康)監督は“もっと内角攻めを徹底しないと”と意を決していた。ペナントが終盤を迎える今後は“監督命令”で内角攻めが厳しくなるかもしれません」(同前)
打者・大谷の活躍はチーム内にも好影響を与える。
「最も大きいのは4番・中田翔に与える刺激です。“二刀流”の大谷が“不動の4番”である中田より良い成績を残せば、4番としてのプライドがズタズタになる。尻に火のついた中田が奮起しているのも大谷効果でしょう」(日ハム担当記者)
撮影■山崎力夫
※週刊ポスト2016年9月9日号