岡田さんは6日後の放送から現場復帰したが、今年3月末で契約を満了。4月から『ひるおび!』(TBS系)でお天気コーナーのサポート業務を務めている。6月末には長崎の豪雨被害をレポートし“テレビ復帰”を果たした。
「夕方5時に気象庁から発表される資料をもとにディレクターさんたちと相談しながら翌日の準備をします。通常の約5分の放送でもかなりの時間をかけますが、20分くらいの長尺になると準備は大変ですね。8月22日には関東に上陸した台風のレポーターも務めました」
防災士と健康気象アドバイザーの資格を持つ岡田さんの目標は、天気予報と健康情報の融合だ。
「台風が接近すると具合が悪くなる人が多いように、気象と健康は密接な関係がありますが、詳しく解説できる予報士がいません。今後は健康面や防災面で“より人の役に立つ天気予報”に取り組んでいきたいです」
代名詞となった「号泣」については「“号泣”と名付けられてビックリしました。でも、そんなに泣いてましたか?」と笑う。
新たな第一歩を踏み出す初のグラビア撮影の日、朝から降っていた雨が上がり、爽やかな青空が広がった。
◆岡田みはる(おかだ・みはる):長野県出身。信州大学、早稲田大学卒業後、演劇や舞踏などの活動を経て、2010年に気象予報士の資格を取得。これまでにNEXCO東日本『ドライビングウェザー』、NHK山形『ニュースやまがた6時』などに出演。2013年には気圧予報で体調管理する気象病・天気痛対策アプリ「頭痛ーる」を考案・開発し、40万ダウンロードを記録した。現在は『ひるおび!』(TBS系、月~金午前11時~)のお天気コーナーのサポート業務に従事している。好きな天気は「台風一過」。
撮影■矢西誠二
※週刊ポスト2016年9月16・23日号