「“強姦された”と警察に相談し、当初は“示談はしない”という方針で捜査に協力していたはずの被害女性側が、途中から示談に応じるケースは少なくありません。ただし、裕太が“強姦していない”と主張することを許していることには、違和感を覚えます」(前出・社会部記者)

 ちなみに、強姦事件の示談金の額は一般に300万~500万円程度とされるが、「今回は芸能人だけに額も大きく、8000万円超の金が支払われた」(地元関係者)という情報もある。

 コメントで無罪を主張するなら、示談などせずに、裁判で無罪を勝ち取ればよかっただけのこと──そう思う人も多いだろう。

「どんなに勝てる見込みがあっても、裁判では100%はありません。しかも、現実には起訴されればほとんどのケースで有罪になります。強姦致傷では5年以上の懲役ですからかなり厳しい。この際、どうしても懲役だけは避けたいので、不起訴に持ち込めればそれに越したことはない、という判断でしょう」(前出・社会部記者)

 裕太が「強姦はなかった」と主張するなら、今後、女性を相手取って訴訟を起こすこともあり得るのか。伊倉弁護士は、「示談した以上は難しい」との見解だ。

「通常、後から民事裁判で争うことを避けるため、示談書には『この件に関して今後、一切請求しない』という清算条項を入れます。なので仮に裕太さんが“被害者”だとしても、女性側を訴えることはできません」

 多くの謎の四隅がほぐれ始めたこの事件、このままでは到底終わりそうもない。

※女性セブン2016年9月29日・10月6日号

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