芸能

ステージIV明らかにした小林麻央 QOLのための手術内容

ステージIVを明かした小林麻央

《娘も息子も、思いっきり楽しんで参加していて、本当に嬉しかったです。幼稚園のママとの再会には涙があふれてしまいました。》(ブログより。《 》内、以下同)

 連日の雨がようやくやみ、肌寒い曇り空となった10月10日、都内の私立幼稚園で運動会が行われた。黒いワンピースに細身のジーンズ、黒いスニーカーで現れたのは小林麻央(34才)だった。

「姉の麻耶さん(37才)が前を歩き、その後ろを麻央さんと娘さんが手をつないで歩いていました。麻央さんの足は細く、長袖からのぞく手のひらも少し筋張っていましたが、顔は満面の笑みで、歩き方もしっかりしていた。運動会を本当に楽しみにしていたことが伝わってきました」(幼稚園関係者)

 乳がんとの厳しい闘いを続ける麻央にとって、この日は待ち望んだ一日だった。運動会の後には、麻耶や子供らと一緒に蕎麦店を訪れた。リラックスした表情の麻央は、「久しぶりにこんなに楽しい食事ができたね」と頬を緩めたという。

 その1週間前、麻央は重大な告白をしていた。

《私は、一般的には、根治は難しい状態と言われるかもしれません。(略)私はステージ4だって治したいです!!》

 自らのがんが「ステージ4」であることを明かした発言の衝撃は大きく、多くの人々が言葉を失った。

 ステージとは「がんの進行度合」を表す。乳がんの場合、最も軽いステージ0、Iから最も重いステージIVまでの5段階がある。また、がんの治療を始めた人のなかで5年後、10年後に生存している人の割合を示す「5年生存率」「10年生存率」という数字も公表されている。

 麻央のステージⅣとは、乳がんが骨、肺、肝臓など他部位へと転移が広がった状態を指している。一般に「末期がん」「遠隔転移乳がん」と呼ばれる。事実、彼女はブログで骨と肺にがんが転移したと明かしている。

 グランドハイメディック倶楽部理事で、元国立がんセンターがん予防・検診研究センター・センター長の森山紀之さんが説明する。

「転移とは、がん細胞が血流やリンパの流れに乗って移動し、骨や臓器に取りついて増殖することです。乳がんの場合、乳房から心臓が近いので、どこにでも転移しやすい。なかでも可能性が最も高いのは骨で、患者の3割は最初の転移が骨で見つかります。腰骨に転移すると腰痛、胸骨は背中、骨盤は腰の骨周辺が痛くなる。

 最初は軽い痛みですが、段々と強くなります。とはいえ、骨転移があっても命に別状はない。乳がんは肺への転移が多いのも特徴です。肺の転移が進行して胸の痛みや血痰、胸水などの症状が出て、呼吸機能が落ちれば、生存率は低くなります」

関連記事

トピックス

2013年に結婚した北島康介と音楽ユニット「girl next door」の千紗
《不倫報道で沈黙続ける北島康介》元ボーカル妻が過ごす「いつも通りの日常」SNSで垣間見えた“現在の夫婦関係”
NEWSポストセブン
秋篠宮家の長男・悠仁さまの成年式が行われた(2025年9月6日、写真/宮内庁提供)
《凜々しきお姿》成年式に臨まれた悠仁さま 筑波大では「やどかり祭」でご友人とベビーカステラを販売、自転車で構内を移動する充実したキャンパスライフ
NEWSポストセブン
中途採用応募者が急に増えて担当者は困惑(写真提供/イメージマート)
《SNSの偽情報で実害》中途採用に「条件満たさない」応募者が激増した企業、勝手にFラン認定された大学は「少子化の中、学生に来てもらう努力を踏み躙られた」
NEWSポストセブン
趣里(左)の結婚発表に沈黙を貫く水谷豊(右=Getty Images)
趣里の結婚発表に沈黙を貫く水谷豊、父と娘の“絶妙な距離感” 周囲が気を揉む水谷監督映画での「初共演」への影響
週刊ポスト
日本復帰2戦目で初勝利を挙げたDeNAの藤浪晋太郎(時事通信フォト)
横浜DeNA・藤浪晋太郎を大事な局面で起用する三浦大輔監督のしたたかな戦略 相手ファンからブーイングを受ける“ヒール”がCSの行方を左右する
週刊ポスト
宮路拓馬・外務副大臣に“高額支出”の謎(時事通信フォト)
【スクープ】“石破首相の側近”宮路拓馬・外務副大臣が3年間で「地球24週分のガソリン代」を政治資金から支出 事務所は「政治活動にかかる経費」と主張
週刊ポスト
15人の大家族「うるしやま家」(公式HPより)
《ビッグダディと何が違う?》フジが深夜23時に“大家族モノ”を異例の6週連続放送 今、15人大家族「うるしやま家」が人気の背景 
NEWSポストセブン
自身のYouTubeで新居のルームツアー動画を公開した板野友美(YouTubeより)
《超高級バッグ90個ズラリ!》板野友美「家賃110万円マンション」「エルメス、シャネル」超絶な財力の源泉となった“経営するブランドのパワー” 専門家は「20~30代の支持」と指摘
NEWSポストセブン
高校ゴルフ界の名門・沖学園(福岡県博多区)の男子寮で起きた寮長による寮生らへの暴力行為が明らかになった(左上・HPより)
《お前ら今日中に殺すからな》ゴルフの名門・沖学園「解雇寮長の暴力事案」被害生徒の保護者らが告発、写真に残された“蹴り、殴打、首絞め”の傷跡と「仕置き部屋」の存在
NEWSポストセブン
濱田よしえ被告の凶行が明らかに(右は本人が2008年ごろ開設したHPより、現在削除済み、画像は一部編集部で加工しております)
「未成年の愛人を正常に戻すため、神のシステムを破壊する」占い師・濱田淑恵被告(63)が信者3人とともに入水自殺を決行した経緯【共謀した女性信者の公判で判明】
NEWSポストセブン
指定暴力団山口組総本部(時事通信フォト)
《外道の行い》六代目山口組が「特殊詐欺や闇バイト関与禁止」の厳守事項を通知した裏事情 ルールよりシノギを優先する現実“若いヤクザは仁義より金、任侠道は通じない”
NEWSポストセブン
志村けんさんが語っていた旅館への想い
《5年間空き家だった志村けんさんの豪邸が更地に》大手不動産会社に売却された土地の今後…実兄は「遺品は愛用していた帽子を持って帰っただけ」
NEWSポストセブン