芸能

織田裕二&玉木宏のドラマ 「名前対決」という見方ある

役柄の名前にも注目!? 『IQ246~華麗なる事件簿』(公式HPより)

 秋ドラマもいよいよ佳境に突入している。日曜夜9時のドラマでは、織田裕二主演の『IQ246~華麗なる事件簿』(TBS系)、玉木宏主演の『キャリア~掟破りの警察署長』(フジテレビ系)が放送され、両者の対決に注目が集まったが、視聴率的には『IQ246』のほうに軍配が上がっている。しかし、視聴率だけで面白いかどうかを判断するのは早計だ。コラムニストのペリー荻野さんは、両ドラマの意外な見どころについて注目した。ペリーさんが解説する。

 * * *
 ドラマ好きを悩ます「日曜9時問題」。TBSでは織田裕二の『IQ246~華麗なる事件簿』、フジテレビでは玉木宏の『キャリア~掟破りの警察署長』がぶつかっているのである。

『IQ246』の主人公・法門寺沙羅駆(織田裕二)は長男のみに『IQ246』という異能が遺伝するやんごとなき貴族の末裔の末裔の末裔。法門寺家は、時の権力者から能力を恐れられ、800年も北鎌倉に封じられていた。沙羅駆は89代当主として豪華な屋敷で暮らしながら学究生活をしているのだが、「ああ、暇だ暇だ」と事件現場に現れては天才の頭脳活かし、完全犯罪の謎解きに挑むのだ。

 彼を補佐するのは、武芸に通じる第89代執事の顕正(ディーン・フジオカ)。さらに護衛係の刑事和藤奏子(土屋太鳳)がいやいやながら法門寺を手伝う羽目になる。
 
 一方、『キャリア』は、文字通り警察のエリートで通称キャリアと呼ばれる立場の遠山金志郎(玉木宏)が主人公。かつて父が勤務した町の警察署長として赴任した金志郎は、ノンキャリアの南係長(高島政宏)らと対立しながらも、町を少しでもよくしたいとしばしば制服を脱ぎ捨てて、落書きや人探しなど自ら小さな事件解決に乗り出す。

 織田裕二が「おわかりの通り、天才です」「ようやく退屈から抜け出せそうだ」と甲高い声とオーバーアクションで法門寺の変人ぶりを強調すれば、玉木宏は「どんな立場の人も人を傷つける権利はありません!」ときりりとした男っぷりでスカッとさせる。法門寺の決めセリフが「あー、醜い醜い醜い!この犯罪醜悪至極なり!!」なら、遠山は「この桜に誓って悪事は見逃しません!」ときっぱり。

関連記事

トピックス

参院選の東京選挙区で初当選した新人のさや氏、夫の音楽家・塩入俊哉氏(時事通信フォト、YouTubeより)
《実は既婚者》参政党・さや氏、“スカートのサンタ服”で22歳年上の音楽家と開催したコンサートに男性ファン「あれは公開イチャイチャだったのか…」【本名・塩入清香と発表】
NEWSポストセブン
かりゆしウェアのリンクコーデをされる天皇ご一家(2025年7月、栃木県・那須郡。撮影/JMPA) 
《売れ筋ランキングで1位&2位に》天皇ご一家、那須ご静養でかりゆしウェアのリンクコーデ 雅子さまはテッポウユリ柄の9900円シャツで上品な装いに 
NEWSポストセブン
注目度が上昇中のTBS・山形純菜アナ(インスタグラムより)
《注目度急上昇中》“ミス実践グランプリ”TBS山形純菜アナ、過度なリアクションや“顔芸”はなし、それでも局内外で抜群の評価受ける理由 和田アキ子も“やまがっちゃん”と信頼
NEWSポストセブン
中居、国分の騒動によりテレビ業界も変わりつつある
《独自》「ハラスメント行為を見たことがありますか」大物タレントAの行為をキー局が水面下でアンケート調査…収録現場で「それは違うだろ」と怒声 若手スタッフは「行きたくない」【国分太一騒動の余波】
NEWSポストセブン
定年後はどうする?(写真は番組ホームページより)
「マスメディアの“本音”が集約されているよね」フィフィ氏、玉川徹氏の「SNSのショート動画を見て投票している」発言に“違和感”【参院選を終えて】
NEWSポストセブン
サークル活動に精を出す悠仁さま(2025年4月、茨城県つくば市。撮影/JMPA)
皇室に関する悪質なショート動画が拡散 悠仁さまについての陰謀論、佳子さまのAI生成動画…相次ぐデマ投稿 宮内庁は新たな広報室長を起用し、毅然とした対応へ
女性セブン
スカウトは学校教員の“業務”に(時事通信フォト)
《“勧誘”は“業務”》高校野球の最新潮流「スカウト担当教員」という仕事 授業を受け持ちつつ“逸材”を求めて全国を奔走
週刊ポスト
「新証言」から浮かび上がったのは、山下容疑者の”壮絶な殺意”だった
【壮絶な目撃証言】「ナイフでトドメを…」「血だらけの女の子の隣でタバコを吸った」山下市郎容疑者が見せた”執拗な殺意“《浜松市・ガールズバー店員刺殺》
NEWSポストセブン
連続強盗の指示役とみられる今村磨人(左)、藤田聖也(右)両容疑者。移送前、フィリピン・マニラ首都圏のビクタン収容所[フィリピン法務省提供](AFP=時事)
【体にホチキスを刺し、金のありかを吐かせる…】ルフィ事件・小島智信被告の裁判で明かされた「カネを持ち逃げした構成員」への恐怖の拷問
NEWSポストセブン
組織改革を進める六代目山口組で最高幹部が急逝した(司忍組長。時事通信フォト)
【六代目山口組最高幹部が急逝】司忍組長がサングラスを外し厳しい表情で…暴排条例下で開かれた「厳戒態勢葬儀の全容」
NEWSポストセブン
ゆっくりとベビーカーを押す小室さん(2025年5月)
小室眞子さん“暴露や私生活の切り売りをビジネスにしない”質素な生活に米メディアが注目 親の威光に頼らず自分の道を進む姿が称賛される
女性セブン
手を繋いでレッドカーペットを歩いた大谷と真美子さん(時事通信)
《「ダサい」と言われた過去も》大谷翔平がレッドカーペットでイジられた“ファッションセンスの向上”「真美子さんが君をアップグレードしてくれたんだね」
NEWSポストセブン