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2016.12.11 07:00  週刊ポスト

高田明氏「伝えたいパッションが伴わないと心には響かない」

『おさんぽジャパネット』収録のため、震災の爪痕が残る熊本城を訪問


◆番組で身振り手振りが多いのは“非言語”の力を知っているから

 そう語り、神妙な表情で視線を落とす。課題を頭の中で反芻しているのだろう。「伝える」ということに、これまでいかに向き合ってきたかがわかる。

 テレビショッピングを退き、現在はBSの『おさんぽジャパネット』にのみ出演している。地方創生をテーマに立ち上げた番組で、スタジオを飛び出して各地の生産者を訪ね、商品に込めた思いを伝える。これまで気仙沼、鯖江、弘前、今治などを巡り、10月には高田氏たっての希望で熊本を訪れた。

「生産者の努力や商品のすばらしさを地域から発信する術があれば、買ってもらえるものはたくさんある。地方創生はまさにそこだと考えています。

 熊本には震災で苦しんでいるかたがたくさんいらっしゃるので、その現状を全国の人にもっと伝えたい。“みなさん頑張っている”と伝える中で、熊本が何かのかたちで元気を出してくれたらいいなと。僕にできることが、こうして特産品を紹介することなんです」

 番組では辛子蓮根やお茶、あか牛、ワイン、オランダ揚げなどを紹介。生放送中もVTRの時間を使い、カメラが回る直前まで生産者に商品の背景をヒヤリングし、コメントに生かした。熊本の復興を願うその真摯な想いに、現場も自然と熱を帯びる。商品位置やカメラアングルも、高田氏自ら指示。どう語り、どう映せば、商品の魅力が伝わるのか、ぎりぎりまで模索する。

「テレビではカメラの角度なども全部影響するんです。伝えるとは、そういうこと。僕が番組で身振り手振りが多いのもそのためで、“非言語”の力というのはとても大きいんですよね」

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