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2016.12.11 07:00  週刊ポスト

高田明氏「伝えたいパッションが伴わないと心には響かない」

「パッション」を持って伝えることが信条(高田明氏)

「テレビではすごくテンションが高かったんですけれども、もうやめていますから、みなさん、あのテンションはあまり期待なさらないでください」

 講演の冒頭、温かみのある笑顔で語りかけ、ドッと聴衆の笑いを誘うのは、「ジャパネットたかた」創業者・高田明氏(68)だ。独得の甲高い声とハイテンションで繰り広げられるパワフルなセールストークで通販業界を席巻、地方の企業を全国区に押し上げた名物社長も、2015年1月に退任した。

 社長退任後も長崎・佐世保の本社から放送するテレビショッピングには出演をしていたが、今年1月に同社が創業30周年の節目を迎えるにあたり、22年間出続けた番組からも引退している。現在は会長にも顧問にも就かず、新しく立ち上げた会社を足場にして、講演など高田明個人としての活動をメインに全国を飛び回っている。

 講演は、月に平均10本ほどこなす。11月下旬は全国社会福祉協議会主催の席で、「夢持ち続け日々精進」をテーマに講演を行なった。原稿を作らず、現場で自分の中からわきあがる言葉を紡ぐのが高田氏のスタイル。その姿勢は番組出演時から、一貫している。

「純粋に“伝えたい”というパッションが伴わないと、聴く人の心には響かない。原稿を読むようでは、伝わらないんです。情熱を持って語ればテンションも昂ぶって声も大きくなるし、だじゃれも饒舌に飛び出す。

 綾小路きみまろさんのライブのようにドカンドカンと笑いや拍手が起こることもよくあるんですよ。でも僕ははしょって話すのが苦手で、伝えたいことを丸々語るには2時間ほしい。今日は60分だったので時間を意識してしまって、組み立てがあまりうまくいかなかった。自分の中では、不完全燃焼です」

 講演が始まって20分ほどで声を張り、例のハイテンションで語り始めた高田氏。その熱意に引き込まれて、会場の聴衆も問いかけに深く頷いていたのだが、あくまで自己評価は厳しい。

「伝えるために呼ばれているわけですから、自分の使命を感じて、自ずとテンションが高くなるのでしょうね。でも今日は70点。もう少し、自分自身が伝えかたを勉強したほうがいいと感じました。課題が残ったという意味ではありがたい経験だと思います」

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