芸能

いろいろワケありなワイドショーのドラマ番宣裏事情

情報番組にはドラマ番宣がつきものだが…(公式HPより)

 放送作家でコラムニストの山田美保子氏が独自の視点で最新芸能ニュースを深掘りする連載「芸能耳年増」。今回は、ドラマ番宣の裏事情を公開。

 * * *
 いよいよ1月15日からスタートする主演ドラマ『A LIFE〜愛しき人〜』(TBS系)のPRに大忙しの木村拓哉。枠が日曜劇場ということでスタート前週の週末は、『白熱ライブ ビビット』や系列の毎日放送制作『サタデープラス』、女性視聴者が多い『王様のブランチ』といった生ワイドにも出演していた。

 木村がここまで精力的に番宣するというのも記憶にないうえ、『〜ビビット』ではTOKIOの国分太一やNEWSの加藤シゲアキと。『サタデー〜』では関ジャニ∞の丸山隆平と…、これまでほとんど絡みのなかった事務所の後輩と会話する様子は特に視聴者に注目された。

『ぴったんこカンカン』ではグルメロケや買い物ロケにたっぷり付き合い、『関口宏の東京フレンドパーク2017新春ドラマ大集合SP!!』 では、身体を張ってゲームに参加。木村チームが優勝し、豪華賞品をかけたダーツでも、希望商品を次々ゲットしていった。

 言うまでもなく、木村には“数字”があり、ゲストに来てもらう側の番組も当然ウェルカム。木村独特のサービス精神の表れとして、招かれた番組のタイトルやフレーズなどを必ず会話の中に挟み込み、「家で、よく見ている」というアピールをすることで、番組MCはいきなりハートを掴まれる。

『〜ビビット』では、ロケ現場に同番組のカメラが来た際、MCの真矢ミキが必ず言うエンディングの台詞を口にして真矢を喜ばせ、『〜ブランチ』では、「やっとブランチに来られた」と言い、谷原章介のトークをさらに滑らかにすることに一役買った。

 実は、ワイドショーの視聴率の毎分グラフは、ドラマの番宣タイムで必ずしも上昇するとは限らないのである。いや、たいていにおいて下がると言っても過言ではない。

 特に、ドラマ開始当日の電波ジャックには、迎える側の番組も頭を抱えてしまうことが多いのである。

 キャストは早朝番組から出ずっぱりで、その間、楽屋でコメント撮りをしたり、テレビ誌の取材を受けたりしているので、昼帯や午後の番組になると、明らかに疲れが出てくる。

 とはいえ、「なんとか他番組と差別化したい」と考えるスタッフは、事前にアンケートを出し、その答えを元に構成していくのだ。

関連記事

トピックス

筒香が独占インタビューに応じ、日本復帰1年目を語った(撮影/藤岡雅樹)
「シーズン中は成績低迷で眠れず、食欲も減った」DeNA筒香嘉智が明かす“26年ぶり日本一”の舞台裏 「嫌われ者になることを恐れない強い組織になった」
NEWSポストセブン
筑波大学・生命環境学群の生物学類に推薦入試で合格したことがわかった悠仁さま(時事通信フォト)
《筑波大キャンパスに早くも異変》悠仁さま推薦合格、学生宿舎の「大規模なリニューアル計画」が進行中
NEWSポストセブン
『世界の果てまでイッテQ!』に「ヴィンテージ武井」として出演していた芸人の武井俊祐さん
《消えた『イッテQ』芸人が告白》「数年間は番組を見られなかった」手越復帰に涙した理由、引退覚悟のオーディションで掴んだ“準レギュラー”
NEWSポストセブン
12月9日に亡くなった小倉智昭さん
【仕事こそ人生でも最後は妻と…】小倉智昭さん、40年以上連れ添った夫婦の“心地よい距離感” 約1年前から別居も“夫婦のしあわせな日々”が再スタートしていた
女性セブン
10月1日、ススキノ事件の第4回公判が行われた
「激しいプレイを想像するかもしれませんが…」田村瑠奈被告(30)の母親が語る“父娘でのSMプレイ”の全貌【ススキノ首切断事件】
NEWSポストセブン
NBAレイカーズの試合観戦に訪れた大谷翔平と真美子さん(AFP=時事)
《真美子夫人との誕生日デートが話題》大谷翔平が夫婦まるごと高い好感度を維持できるワケ「腕時計は8万円SEIKO」「誕生日プレゼントは実用性重視」  
NEWSポストセブン
元夫の親友と授かり再婚をした古閑美保(時事通信フォト)
女子ゴルフ・古閑美保が“元夫の親友”と授かり再婚 過去の路上ハグで“略奪愛”疑惑浮上するもきっぱり否定、けじめをつけた上で交際に発展
女性セブン
六代目山口組の司忍組長。今年刊行された「山口組新報」では82歳の誕生日を祝う記事が掲載されていた
《山口組の「事始め式」》定番のカラオケで歌う曲は…平成最大の“ラブソング”を熱唱、昭和歌謡ばかりじゃないヤクザの「気になるセットリスト」
NEWSポストセブン
激痩せが心配されている高橋真麻(ブログより)
《元フジアナ・高橋真麻》「骨と皮だけ…」相次ぐ“激やせ報道”に所属事務所社長が回答「スーパー元気です」
NEWSポストセブン
12月6日に急逝した中山美穂さん
《追悼》中山美穂さん、芸能界きっての酒豪だった 妹・中山忍と通っていた焼肉店店主は「健康に気を使われていて、野菜もまんべんなく召し上がっていた」
女性セブン
トンボをはじめとした生物分野への興味関心が強いそうだ(2023年9月、東京・港区。撮影/JMPA)
《倍率3倍を勝ち抜いた》悠仁さま「合格」の背景に“筑波チーム” 推薦書類を作成した校長も筑波大出身、筑附高に大学教員が続々
NEWSポストセブン
自宅で亡くなっているのが見つかった中山美穂さん
【入浴中の不慮の事故、沈黙守るワイルド恋人】中山美穂さん、最後の交際相手は「9歳年下」「大好きな音楽活動でわかりあえる」一緒に立つはずだったビルボード
NEWSポストセブン