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侍ジャパン・小久保裕紀監督に本質的な問題が存在

 2015年11月に開催された国際大会「プレミア12」で、侍ジャパンは準決勝で韓国に逆転負けを喫し、まさかの3位に終わった。

「小久保監督は調子の上がらない松井裕樹(21、楽天)のストッパー起用にこだわり、継投が後手に回った。経験不足からくる采配ミスといわれても仕方がない結果でした」(NPB関係者)

 その後、侍ジャパンではコーチ陣の入れ替えなどが行なわれたが、指揮官への不安は拭えない。

 イチローに限らず、侍ジャパンに集まるのは一流選手ばかり。一つのチームにまとめるのは簡単ではない。

「王監督や長嶋監督クラスの指揮官であれば、イチローをはじめ現役の一流選手相手でも堂々と采配を取れるし、選手たちもそれに従う。問題は同じことが小久保監督にできるか。イチローが電撃参戦を表明したらどうなるか……という不安が持ち上がるのは、“小久保監督にチームを仕切れるのか”という、より本質的な問題の存在があるからなのです」(同前)

 果たして小久保ジャパンは世界一を奪回できるのか。WBC開幕は迫っている。

※週刊ポスト2017年1月27日号

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