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2017.01.25 11:00  週刊ポスト

大人用ワクチンの最先端研究 主戦場は死因1位のがん

ワクチンの最新研究事情を紹介

 ワクチンといえば水疱瘡や麻疹(はしか)など、子供のためのものという先入観があるが、最新の知見からは「中高年こそワクチンで免疫力を高めよ」というアプローチが注目されている。ワクチンで予防できる疾患は、いわゆる感染症の類いにとどまらず、がんや認知症といった中高年世代が警戒すべき“国民病”にまで広がろうとしているのである。

 高齢者が感染すると非常に危険なのが日本脳炎と麻疹だ。小児期にワクチンを接種していても、高齢になるとその効果や免疫力が低下するため、発症の危険がある。

 子供と違い高齢者の場合、肺炎球菌ワクチン以外はまだ「任意」。費用はかかるが、発症リスクを考えて接種を検討する必要がある。

 その一方で、最先端ワクチン研究の“主戦場”ともいえるのが、日本人の死因第1位である「がん」だ。

 疫学研究が進み、これまで生活習慣や遺伝との関係性が指摘されてきた「がん」という疾病が、むしろ細菌やウイルスなどによる「感染症」と密接に結びついていることがわかってきた。たとえば、日本人の胃がんの約98%はピロリ菌感染が原因だと明らかになった。白澤卓二・白澤抗加齢医学研究所所長が解説する。

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