芸能

嘘の戦争、銀と金など、「非日常」味わえる冬ドラマ4選

小泉今日子の悪妻ぶりが痛快(『スーパーサラリーマン左江内氏』HPより)

 現在オンエア中の「冬ドラマ」。どの作品を見ればいいのか悩んでいるという人も少なくないのでは? そこで、とくに刺激的な「非日常」を与えてくれる4作品を紹介する。

◆『嘘の戦争』
毎週火曜21時、フジテレビ系
【あらすじ】幼い頃に家族を殺された浩一(草なぎ剛)は、犯人の顔を見たにもかかわらず、誰からも信用されず、「嘘つき」呼ばわりされる。そのことから詐欺師となり、真犯人に復讐を誓う。

 天才詐欺師・浩一は、詐欺をはたらくためなら相棒の女詐欺師ハルカ(水原希子)を日帰りでニューヨークに行かせたり、自らが大けがを負うこともいとわない。しかも、詐欺師の浩一が立ち向かう相手が、さらなる悪人という構図は、勧善懲悪の時代劇にも似ているが、こんな違いもあると心理セラピストの内藤由貴子さん。

「警察も味方ではない絶望の中、悪事で自分の利益を貪むさぼる人々を、『水戸黄門』のように懲こらしめられない浩一の武器は、自らの頭脳を駆使した“嘘”だけ。この不透明な時代に、罠に落ちた人が、どう希望を見いだすか、浩一の行動は救いになりそう」(内藤さん)

◆『視覚探偵 日暮旅人』
 毎週日曜22時30分、日本テレビ系
【あらすじ】視覚以外の感覚を失った旅人(松坂桃李)が、研ぎ澄まされた視覚だけを頼りに相棒・雪路(濱田岳)と事件解決に挑む。

 5才のとき巻き込まれた事故がきっかけで、五感のうち視力以外を失った旅人。どこかひょうひょうとしていて頼りないようでいて、最後にはきちんと事件を解決する彼の姿は、勇気や希望を与えてくれると、TV・ドラマ解説者の木村隆志さん。

「目しか見えないという、想像を絶するハンディキャップを負っているのに、それすら酷使しすぎて失明の危機にあるというハラハラの状況。それでも犯人の手がかりを見つけようとする思いは何なのだろうと思います。幼少時代に過酷な監禁生活を強いられ、感覚を失ったようですが、その背景はまだ謎に包まれています。そのミステリアスな部分に、日常を忘れる刺激が隠れています」(木村さん)

 過去に関係があったと思われる保育士・陽子(多部)とのロマンスも気になるところ。

関連記事

トピックス

イベント出演辞退を連発している米倉涼子。
《長引く捜査》「ネットドラマでさえ扱いに困る」“マトリガサ入れ報道”米倉涼子はこの先どうなる? 元東京地検公安部長が指摘する「宙ぶらりんがずっと続く可能性」
マンションの周囲や敷地内にスマホを見ながら立っている女性が増えた(写真提供/イメージマート)
《高級タワマンがパパ活の現場に》元住民が嘆きの告発 周辺や敷地内に露出多めの女性が増え、スマホを片手に…居住者用ラウンジでデート、共用スペースでどんちゃん騒ぎも
NEWSポストセブン
アドヴァ・ラヴィ容疑者(Instagramより)
「性的被害を告発するとの脅しも…」アメリカ美女モデル(27)がマッチングアプリで高齢男性に“ロマンス”装い窃盗、高級住宅街で10件超の被害【LA保安局が異例の投稿】
NEWSポストセブン
デビュー25周年を迎えた後藤真希
デビュー25周年の後藤真希 「なんだか“作ったもの”に感じてしまった」とモー娘。時代の葛藤明かす きゃんちゅー、AKBとのコラボで感じた“意識の変化”も
NEWSポストセブン
部下と“ラブホ密会”が報じられた前橋市の小川晶市長(時事通信フォト・目撃者提供)
《ラブホ通い詰め問題でも続投》キリッとした目元と蠱惑的な口元…卒アル写真で見えた小川晶市長の“平成の女子高生”時代、同級生が明かす「市長のルーツ」も
NEWSポストセブン
亡くなった辻上里菜さん(写真/里菜さんの母親提供)
《22歳シングルマザー「ゴルフクラブ殴打殺人事件」に新証言》裁判で認められた被告の「女性と別の男の2人の脅されていた」の主張に、当事者である“別の男”が反論 「彼女が殺されたことも知らなかった」と手紙に綴る
NEWSポストセブン
ものづくりの現場がやっぱり好きだと菊川怜は言う
《15年ぶりに映画出演》菊川怜インタビュー 三児の子育てを中心とした生活の中、肉体的にハードでも「これまでのイメージを覆すような役にも挑戦していきたい」と意気込み
週刊ポスト
韓国の人気女性ライバー(24)が50代男性のファンから殺害される事件が起きた(Instagramより)
「車に強引に引きずり込んで…」「遺体には多数のアザと首を絞められた痕」韓国・人気女性ライバー(24)殺害、50代男性“VIPファン”による配信30分後の凶行
NEWSポストセブン
田久保市長の”卒業勘違い発言”を覆した「記録」についての証言が得られた(右:本人SNSより)
【新証言】学歴詐称疑惑の田久保市長、大学取得単位は「卒業要件の半分以下」だった 百条委関係者も「“勘違い”できるような数字ではない」と複数証言
NEWSポストセブン
本拠地で大活躍を見せた大谷翔平と、妻の真美子さん
《真美子さんと娘が待つスイートルームに直行》大谷翔平が試合後に見せた満面の笑み、アップ中も「スタンドに笑顔で手を振って…」本拠地で見られる“家族の絆”
NEWSポストセブン
バラエティ番組「ぽかぽか」に出演した益若つばさ(写真は2013年)
「こんな顔だった?」益若つばさ(40)が“人生最大のイメチェン”でネット騒然…元夫・梅しゃんが明かしていた息子との絶妙な距離感
NEWSポストセブン
ヴィクトリア皇太子と夫のダニエル王子を招かれた天皇皇后両陛下(2025年10月14日、時事通信フォト)
「同じシルバーのお召し物が素敵」皇后雅子さま、夕食会ファッションは“クール”で洗練されたセットアップコーデ
NEWSポストセブン