国内

年下彼氏の浮気が発覚!相手の洋服切り刻んだ激しい女性

「自分を変える」57才女性の告白手記(写真/アフロ)

 どんなに辛い人生でも、乗り越えて前向きに生きて生きたい──。そう考えた女性が、苛烈な半生を振り返る。東京都の吉村春江さん(57才)が告白する。

〈本稿は、「自らの半生を見つめ直し、それを書き記すことによって俯瞰して、自らの不幸を乗り越える一助としたい」という一般のかたから寄せられた手記を、原文にできる限り忠実に再現いたしました〉

【前回までのあらすじ】
 高2で恋した数学教師と結婚。彼は学校を辞め、公認会計士の資格を得て独立。3人の子供にも恵まれた。しかし、幸せはここまで。夫は変貌し、渡される家計費はずっと1日2000円。たまらず夫のキャッシュカードから5万円引き出した後に帰宅すると警察官が。夫は「この女は泥棒。逮捕して」と迫った――。

 * * *
 3人の子供を連れて、離婚を考えたとき、真っ先に浮かんだのは母親の顔でした。血とは恐ろしいものです。

 久しぶりに母親の住むマンションに行き、何から話そうかためらっていると、「離婚かい?」といきなりでした。

 驚く私に、「自分がお腹を痛めた娘だもの。何考えているかくらいわかります。協力しましょう」と言い、すぐに2DKの小さな中古マンションを購入してくれました。

 問題は夫です。離婚を切り出すと、「お前に何ができるんだ」と鼻で笑うだけ。まるで取り合ってくれません。

 家を出る日を、子供の学年が変わる春休みと決めると、私は家中の掃除を始めました。一日中、こまねずみのように掃除する私から、夫は何かを感じたのでしょうか。いつもテーブルに千円札を2枚置いて仕事に行くのに、私たちが家を出る日に限って千円札が3枚、扇のように広げて置いてありました。

 家庭裁判所に離婚の調停を申し込んだものの、夫は一度も現れず、子供1人当たり3万円の養育費を受け取ることで、離婚が決まりました。

◆面接が終わると「相談に乗りますよ」と70代の社長に肩を抱かれた

 3人の子供と新生活を始めるには、まずは先立つもの、お金です。早速、職探しを始めました。しかし大学は出ていても、就職経験もなく、3人の幼い子供を抱えている私を正規雇用してくれる会社はどこにもありません。

 一般事務で応募した個人経営の会社では、面接が終わると「困っているなら、相談に乗りますよ」と70代の社長に肩を抱かれたことも。

 そしてやっと見つけたのは、有名中華料理店のアルバイト。夜遅くまで、怒鳴り声が飛び交う厨房を這いつくばるように働いて、時給は900円。

 それでも、ようやく次女を保育園に預けて親子4人の暮らしが回り出しました。

関連記事

トピックス

水原一平氏のSNS周りでは1人の少女に注目が集まる(時事通信フォト)
水原一平氏とインフルエンサー少女 “副業のアンバサダー”が「ベンチ入り」「大谷翔平のホームランボールをゲット」の謎、SNS投稿は削除済
週刊ポスト
解散を発表した尼神インター(時事通信フォト)
《尼神インター解散の背景》「時間の問題だった」20キロ減ダイエットで“美容”に心酔の誠子、お笑いに熱心な渚との“埋まらなかった溝”
NEWSポストセブン
水原一平氏はカモにされていたとも(写真/共同通信社)
《胴元にとってカモだった水原一平氏》違法賭博問題、大谷翔平への懸念は「偽証」の罪に問われるケース“最高で5年の連邦刑務所行き”
女性セブン
富田靖子
富田靖子、ダンサー夫との離婚を発表 3年も隠していた背景にあったのは「母親役のイメージ」影響への不安か
女性セブン
尊富士
新入幕優勝・尊富士の伊勢ヶ濱部屋に元横綱・白鵬が転籍 照ノ富士との因縁ほか複雑すぎる人間関係トラブルの懸念
週刊ポスト
《愛子さま、単身で初の伊勢訪問》三重と奈良で訪れた2日間の足跡をたどる
《愛子さま、単身で初の伊勢訪問》三重と奈良で訪れた2日間の足跡をたどる
女性セブン
水原一平氏と大谷翔平(時事通信フォト)
「学歴詐称」疑惑、「怪しげな副業」情報も浮上…違法賭博の水原一平氏“ウソと流浪の経歴” 現在は「妻と一緒に姿を消した」
女性セブン
『志村けんのだいじょうぶだぁ』に出演していた松本典子(左・オフィシャルHPより)、志村けん(右・時事通信フォト)
《松本典子が芸能界復帰》志村けんさんへの感謝と後悔を語る “変顔コント”でファン離れも「あのとき断っていたらアイドルも続いていなかった」
NEWSポストセブン
水原氏の騒動発覚直前のタイミングの大谷と結婚相手・真美子さんの姿をキャッチ
【発覚直前の姿】結婚相手・真美子さんは大谷翔平のもとに駆け寄って…水原一平氏解雇騒動前、大谷夫妻の神対応
NEWSポストセブン
違法賭博に関与したと報じられた水原一平氏
《大谷翔平が声明》水原一平氏「ギリギリの生活」で模索していた“ドッグフードビジネス” 現在は紹介文を変更
NEWSポストセブン
カンニング竹山、前を向くきっかけとなった木梨憲武の助言「すべてを遊べ、仕事も遊びにするんだ」
カンニング竹山、前を向くきっかけとなった木梨憲武の助言「すべてを遊べ、仕事も遊びにするんだ」
女性セブン
大ヒットしたスラムダンク劇場版。10-FEET(左からKOUICHI、TAKUMA、NAOKI)の「第ゼロ感」も知らない人はいないほど大ヒット
《緊迫の紅白歌合戦》スラダン主題歌『10-FEET』の「中指を立てるパフォーマンス」にNHKが“絶対にするなよ”と念押しの理由
NEWSポストセブン