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石原まこちん ファミレス24時間終了で「独特のけだるさ」消失

ファミレスでしか味わえない独特の空気感があった

 ファミリーレストラン『ロイヤルホスト』を経営するロイヤルホールディングスは、1月31日をもって24時間営業を終了した。

 深夜営業を大幅に縮小すると決めたのは、『ロイホ』だけではない。『ガスト』や『ジョナサン』、『バーミヤン』などを経営する『すかいらーく』は、全国で約2500店のファミレスを展開しているが、深夜営業をしていた約1000店のうち、約750店を、深夜2時閉店、朝7時開店へと移行している。

 20年以上ファミレスに通い続ける漫画家の石原まこちんさんは、『THE3名様』(小学館)で、フリーターの3人組がファミレスでダラダラと緩い会話を繰り広げる深夜の日常を描いた。

「ファミレスはいろんな人が集まる場所なんです。どんな金持ちでもどんな貧乏人でも、ファミレスの客になる。けんかする夫婦もいれば、イチャイチャするカップルもいて、今でも思い出すのはビタミンの話をしているおじいさん2人組。『ビタミンQがあるんだ』『Qなんて、ねぇ!』みたいなけんかをし始めたんですが、それが2時間くらい続いたんですよ(笑い)」

 石原さんは、食通のアンジャッシュの渡部建(44才)とラジオ番組でファミレスについて語るなかでけんかになったことがあるという。

「彼はファミレスの食について語りたがるけど、ぼくは違う。ファミレスは『たべる』ところじゃなくて『だべる』ところだって思ってるから」(石原さん)

 ロイヤルホストの最後の24時間営業店となった東京都府中市の「東府中店」にてラストオーダーを終え、閉店時間を過ぎた2時2分、1時間前に入店したカップルが店から出て来た。彼らが24時間営業“最後”の客だった。しかし…、

「へぇ~、24時間最後の日だったんですか? いや、たまたま…初めてこの店に入ったので(笑い)」

 そうあっけらかんと話すと、車で消えて行った。

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