◆年齢に抗わず潔く生きているかどうか

「眉もアイラインも口紅も、全部やってる人を見ると厚化粧って思う」(33才・看護師・熊本)

 そんな声は、男女問わず聞かれた。ただし、フルメイクでも菜々緒(28才)や安室奈美恵(39才)を「厚化粧」という人はほとんどいない。また小池さんと同世代の夏木マリ(64才)や、さらに上の世代の草笛光子(83才)は、きちんとメイク派だが、「いつまでも輝いている」と絶賛する人はいても、揶揄する人はまずいない。

 小池さんとの間にある境界線はなんなのだろう? おぐねぇーこと、ヘアメイクアーティストの小椋ケンイチ(48才)が言う。

「小池さんはアナウンサー時代のメイクの時と変わってないんじゃないかな? 女性って、自分がいちばんいい時代の、輝いていた時代のメイクで止まってしまうことが多いんです。そこに寄せようと無理強いするから厚化粧になっちゃう。国会議員の片山さつきさん(57才)とか小林幸子さん(63才)とかそうですよね。

 ぼくからすると、舞台メイク。戦闘モード全開で、ガツガツした野心を感じさせる鎧なんですけど、型が古いの(苦笑)。変える勇気が必要だなって思うの。一方で夏木さんや草笛さんのように年齢に抗わず、変化を受け止め、潔く生きている人には、そもそも『厚化粧』なんて悪口は言わないわよね。

 ただ、特に社会で働く女性にとっては、メイクは精神安定剤になりますから、それがお面だろうとも、本人がそれでがんばれるっていうなら、小池さんもそのままでもいいのかなって思います」

 ざわちんも続ける。

「メイクは自信を与えてくれるもの。自信のある女性は魅力的でオーラがある。私のなかでモテる人は、かわいいとか、きれいとかではなく、オーラがあるんだと思っています」

 確かに、小池さんのオーラ、ハンパない…。

※女性セブン2017年3月9日号

関連記事

トピックス

水原一平氏はカモにされていたとも(写真/共同通信社)
《胴元にとってカモだった水原一平氏》違法賭博問題、大谷翔平への懸念は「偽証」の罪に問われるケース“最高で5年の連邦刑務所行き”
女性セブン
尊富士
新入幕優勝・尊富士の伊勢ヶ濱部屋に元横綱・白鵬が転籍 照ノ富士との因縁ほか複雑すぎる人間関係トラブルの懸念
週刊ポスト
大ヒットしたスラムダンク劇場版。10-FEET(左からKOUICHI、TAKUMA、NAOKI)の「第ゼロ感」も知らない人はいないほど大ヒット
《緊迫の紅白歌合戦》スラダン主題歌『10-FEET』の「中指を立てるパフォーマンス」にNHKが“絶対にするなよ”と念押しの理由
NEWSポストセブン
《愛子さま、単身で初の伊勢訪問》三重と奈良で訪れた2日間の足跡をたどる
《愛子さま、単身で初の伊勢訪問》三重と奈良で訪れた2日間の足跡をたどる
女性セブン
水原一平氏と大谷翔平(時事通信フォト)
「学歴詐称」疑惑、「怪しげな副業」情報も浮上…違法賭博の水原一平氏“ウソと流浪の経歴” 現在は「妻と一緒に姿を消した」
女性セブン
『志村けんのだいじょうぶだぁ』に出演していた松本典子(左・オフィシャルHPより)、志村けん(右・時事通信フォト)
《松本典子が芸能界復帰》志村けんさんへの感謝と後悔を語る “変顔コント”でファン離れも「あのとき断っていたらアイドルも続いていなかった」
NEWSポストセブン
大阪桐蔭野球部・西谷浩一監督(時事通信フォト)
【甲子園歴代最多勝】西谷浩一監督率いる大阪桐蔭野球部「退部者」が極度に少ないワケ
NEWSポストセブン
がんの種類やステージなど詳細は明かされていない(時事通信フォト)
キャサリン妃、がん公表までに時間を要した背景に「3人の子供を悲しませたくない」という葛藤 ダイアナ妃早逝の過去も影響か
女性セブン
水原氏の騒動発覚直前のタイミングの大谷と結婚相手・真美子さんの姿をキャッチ
【発覚直前の姿】結婚相手・真美子さんは大谷翔平のもとに駆け寄って…水原一平氏解雇騒動前、大谷夫妻の神対応
NEWSポストセブン
大谷翔平に責任論も噴出(写真/USA TODAY Sports/Aflo)
《会見後も止まらぬ米国内の“大谷責任論”》開幕当日に“急襲”したFBIの狙い、次々と記録を塗り替えるアジア人へのやっかみも
女性セブン
創作キャラのアユミを演じたのは、吉柳咲良(右。画像は公式インスタグラムより)
『ブギウギ』最後まで考察合戦 キーマンの“アユミ”のモデルは「美空ひばり」か「江利チエミ」か、複数の人物像がミックスされた理由
女性セブン
違法賭博に関与したと報じられた水原一平氏
《大谷翔平が声明》水原一平氏「ギリギリの生活」で模索していた“ドッグフードビジネス” 現在は紹介文を変更
NEWSポストセブン