スポーツ

侍ジャパン・小久保監督 結果はどうあれWBC後に交代か

次の監督選びは始まっている?

 世界一の栄光をもう一度──。第4回WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)に臨む日本代表チームには、大きな期待がかかっている。しかし、過去の代表選手たちをみると、活躍した選手ほど、その年のシーズンの成績を落とす、ケガをするなど、キャリアに深刻な影響を及ぼすこともある。そうした「リスク」があるからこそ、代表には結果が求められるし、曖昧な判断や采配ミスには厳しい批判が向けられる。

 その意味で、開幕前から資質に疑問符がつけられた小久保裕紀監督には、関係者の間で早くも「結果がどうなってもWBC後に交代」という声があがっている。

「仮に優勝したとしても、監督の首はすげ替えられるのではないか。後任には、ファンの支持が集まりそうな松井秀喜や、東大野球部の特別コーチを務めた桑田真澄といった候補の名前も聞こえてくる。大会を盛り上げるという意味では、DeNA元監督・中畑清もあるだろうし、実績重視で第2回のチームを率いた原辰徳の再登板という声もある」(NPB関係者)

 大会前から、そうした議論が出てきてしまう小久保監督について、第2回WBCで打撃コーチを務めた篠塚和典氏は諭すようにこう語る。

「レベルの高い選手が集まっているので、技術的な指導云々じゃない。選手の状態を見極めることが代表の監督やコーチの仕事のほぼすべてです。本来、強化試合もすべて勝ちにいって各選手の調子を見るべきだったのですが、みんなが調整中のような段階だった。こうなったら、開幕後に試合をしながら監督やコーチが調子のいい選手を見極められるかにかかってきます」

 WBCで惨敗した上に、参加選手たちが低迷するシーズンを送るような結果にならないよう、すべての野球ファンが願っている。

※週刊ポスト2017年3月17日号

関連記事

トピックス

STAP細胞騒動から10年
【全文公開】STAP細胞騒動の小保方晴子さん、昨年ひそかに結婚していた お相手は同い年の「最大の理解者」
女性セブン
水原一平容疑者は現在どこにいるのだろうか(時事通信フォト)
大谷翔平に“口裏合わせ”懇願で水原一平容疑者への同情論は消滅 それでもくすぶるネットの「大谷批判」の根拠
NEWSポストセブン
大久保佳代子 都内一等地に1億5000万円近くのマンション購入、同居相手は誰か 本人は「50才になってからモテてる」と実感
大久保佳代子 都内一等地に1億5000万円近くのマンション購入、同居相手は誰か 本人は「50才になってからモテてる」と実感
女性セブン
宗田理先生
《『ぼくらの七日間戦争』宗田理さん95歳死去》10日前、最期のインタビューで語っていたこと「戦争反対」の信念
NEWSポストセブン
焼損遺体遺棄を受けて、栃木県警の捜査一課が捜査を進めている
「両手には結束バンド、顔には粘着テープが……」「電波も届かない山奥」栃木県・全身焼損死体遺棄 第一発見者は「マネキンのようなものが燃えている」
NEWSポストセブン
ドジャース・大谷翔平選手、元通訳の水原一平容疑者
《真美子さんを守る》水原一平氏の“最後の悪あがき”を拒否した大谷翔平 直前に見せていた「ホテルでの覚悟溢れる行動」
NEWSポストセブン
ムキムキボディを披露した藤澤五月(Xより)
《ムキムキ筋肉美に思わぬ誤算》グラビア依頼殺到のロコ・ソラーレ藤澤五月選手「すべてお断り」の決断背景
NEWSポストセブン
(写真/時事通信フォト)
大谷翔平はプライベートな通信記録まで捜査当局に調べられたか 水原一平容疑者の“あまりにも罪深い”裏切り行為
NEWSポストセブン
逮捕された十枝内容疑者
《青森県七戸町で死体遺棄》愛車は「赤いチェイサー」逮捕の運送会社代表、親戚で愛人関係にある女性らと元従業員を……近隣住民が感じた「殺意」
NEWSポストセブン
大谷翔平を待ち受ける試練(Getty Images)
【全文公開】大谷翔平、ハワイで計画する25億円リゾート別荘は“規格外” 不動産売買を目的とした会社「デコピン社」の役員欄には真美子さんの名前なし
女性セブン
眞子さんと小室氏の今後は(写真は3月、22時を回る頃の2人)
小室圭さん・眞子さん夫妻、新居は“1LDK・40平米”の慎ましさ かつて暮らした秋篠宮邸との激しいギャップ「周囲に相談して決めたとは思えない」の声
女性セブン
いなば食品の社長(時事通信フォト)
いなば食品の入社辞退者が明かした「お詫びの品」はツナ缶 会社は「ボロ家ハラスメント」報道に反論 “給料3万減った”は「事実誤認」 
NEWSポストセブン