芸能

元妻&元恋人と共演の石坂浩二 顔合わせで3人は大人の対応

昼ドラで元妻、元恋人との共演が話題

 浅丘ルリ子と石坂浩二が初共演した人気ドラマ『2丁目3番地』から46年。結婚と離婚を経て道別れたふたりが、今、再会した。4月3日スタートの新ドラマ『やすらぎの郷』(テレビ朝日系)で共演する浅丘と石坂。彼の元恋人・加賀まりこが出演するだけでもややこしいのに、往年の大女優が一堂に集ったものだから、撮影現場が大変なことになっている。

「やっぱり懐かしいですよね。昔一緒に芝居をしましたから。緊張感はないです。そんなことでジタバタしていたら生きていけない(苦笑い)」

 4月3日、『グッド! モーニング』(テレビ朝日系)に出演した石坂浩二(75才)は“因縁の共演”について穏やかに話した。

 同日放送がスタートした昼の帯ドラマ『やすらぎの郷』(テレビ朝日系)で、元妻の浅丘ルリ子(76才)、元恋人の加賀まりこ(73才)と共演する石坂。

「全盛期のテレビ業界で功績を残した者のみ入居可」という老人ホームを舞台に、往年の名俳優、監督、作家が終活に臨むという本作にあって、“キャスティングの妙”が放送前から話題になっていた。

「石坂さんと加賀さんといえば、1960年代の芸能界を沸かせた大物カップルでした。映画『泥棒たちの舞踏会』(1966年)の共演をきっかけに交際して、一時は結婚寸前までいきながら破局。その後、石坂さんは浅丘さんと結婚しますが、浅丘さんを彼に紹介したのは他ならぬ加賀さんなんです」(芸能関係者)

 石坂は浅丘と結婚後も加賀との仲が取り沙汰され、2000年にふたりは離婚。浅丘と加賀はその後も長く友人関係を築いていた。

 この複雑すぎる三角関係に加え、同ドラマは脚本家の倉本聰氏が事前にキャストを想定して当て書きしている。劇中では今後、加賀が石坂と浅丘の離婚を皮肉る一幕もあるそうだ。

 現場スタッフにも緊張感が走ったというファーストコンタクトだが、大人なお三方の対応はさすが。

「初顔合わせの場で、“よろしくお願いします”って、3人ともサラリと。プロだな、と思いました。加賀さんと浅丘さんは現場でも仲良しですよ。マリリン、ルリ子さんって呼び合って、休憩中はいつも一緒。撮影前、倉本さんと3人で食事に行くこともあったとか。脚本ができて初めて主人公を演じるのが石坂さんだってことを明かされて、“うっそー!”みたいな。でも2人とも快諾したんですって。劇中でどれだけ石坂さんを翻弄できるか、一緒に張り切っているそうです」(テレビ関係者)

 3月16日の制作発表会見でも、浅丘と加賀は余裕のやり取りを見せていた。

「いちばんはじめに石坂さんと抱き合うシーンがございます。私自身、石坂さんとは16年ぶりに会います。その思いも込めまして、長いこと抱き合わせていただきました。楽しゅうございました。そしたらマヤ(加賀の役名)がジロ~ッと私たちのことを見ていました」(浅丘)

「芝居で、でしょ!」(加賀)

「そうです。芝居で、です(笑い)」(浅丘)

「三角関係」の問題が杞憂に終わり、スタッフもホッと一息。

※女性セブン2017年4月20日号

関連記事

トピックス

今季から選手活動を休止することを発表したカーリング女子の本橋麻里(Xより)
《日本が変わってきてますね》ロコ・ソラーレ本橋麻里氏がSNSで参院選投票を促す理由 講演する機会が増えて…支持政党を「推し」と呼ぶ若者にも見解
NEWSポストセブン
白石隆浩死刑囚
《女性を家に連れ込むのが得意》座間9人殺害・白石死刑囚が明かしていた「金を奪って強引な性行為をしてから殺害」のスリル…あまりにも身勝手な主張【死刑執行】
NEWSポストセブン
失言後に記者会見を開いた自民党の鶴保庸介氏(時事通信フォト)
「運のいいことに…」「卒業証書チラ見せ」…失言や騒動で謝罪した政治家たちの実例に学ぶ“やっちゃいけない謝り方”
NEWSポストセブン
球種構成に明らかな変化が(時事通信フォト)
大谷翔平の前半戦の投球「直球が6割超」で見えた“最強の進化”、しかしメジャーでは“フォーシームが決め球”の選手はおらず、組み立てを試行錯誤している段階か
週刊ポスト
参議院選挙に向けてある動きが起こっている(時事通信フォト)
《“参政党ブーム”で割れる歌舞伎町》「俺は彼らに賭けますよ」(ホスト)vs.「トー横の希望と参政党は真逆の存在」(トー横キッズ)取材で見えた若者のリアルな政治意識とは
NEWSポストセブン
ベビーシッターに加えてチャイルドマインダーの資格も取得(横澤夏子公式インスタグラムより)
芸人・横澤夏子の「婚活」で学んだ“ママの人間関係構築術”「スーパー&パークを話のタネに」「LINE IDは減るもんじゃない」
NEWSポストセブン
LINEヤフー現役社員の木村絵里子さん
LINEヤフー現役社員がグラビア挑戦で美しいカラダを披露「上司や同僚も応援してくれています」
NEWSポストセブン
モンゴル滞在を終えて帰国された雅子さま(撮影/JMPA)
雅子さま、戦後80年の“かつてないほどの公務の連続”で体調は極限に近い状態か 夏の3度の静養に愛子さまが同行、スケジュールは美智子さまへの配慮も 
女性セブン
場所前には苦悩も明かしていた新横綱・大の里
新横綱・大の里、場所前に明かしていた苦悩と覚悟 苦手の名古屋場所は「唯一無二の横綱」への起点場所となるか
週刊ポスト
医療的ケア児の娘を殺害した母親の公判が行われた(左はイメージ/Getty、右は福岡地裁)
24時間介護が必要な「医療的ケア児の娘」を殺害…無理心中を計った母親の“心の線”を切った「夫の何気ない言葉」【判決・執行猶予付き懲役3年】
NEWSポストセブン
近況について語った渡邊渚さん(撮影/西條彰仁)
渡邊渚さんが綴る自身の「健康状態」の変化 PTSD発症から2年が経ち「生きることを選択できるようになってきた」
NEWSポストセブン
昨年12月23日、福島県喜多方市の山間部にある民家にクマが出現した(写真はイメージです)
《またもクレーム殺到》「クマを殺すな」「クマがいる土地に人間が住んでるんだ!」ヒグマ駆除後に北海道の役場に電話相次ぐ…猟友会は「ヒグマの肉食化が進んでいる」と警鐘
NEWSポストセブン