「松山を含めた日本人プロはほとんど専属コーチをつけない。そこに修正が遅れる原因がありそうです。本人のゴルフを知り尽くし、誤差を修正してくれるコーチが必要ではないか。
メジャーで勝つ海外のプロにはコーチ、トレーナー、栄養士、メンタルトレーナーという4人セットの“外部の知恵”を導入している選手が多い。松山は大学出身で、かつて日本のプロにあった師弟関係とも無縁で、相談できる相手が少ない。より己を知り、世界を制すには、専属コーチを置くべきです」
世界一に最も近い日本人ゴルファーが松山である事実は揺るがない。頂点までのあと少しの距離を埋める工夫に日本中が期待を寄せている。
※週刊ポスト2017年4月28日号