国内

「新・人間革命」 聖教新聞連載6000回超で記録更新中

「新・人間革命」は聖教新聞を代表する連載(聖教新聞のHPより)

 創価学会の機関紙である聖教新聞は、全12ページで構成されており、印刷の体裁などは読売や朝日といった他の大手新聞と変わらない。しかし、最新ニュースや独自スクープで構成する一般紙の1面とは毛色が違う。

 4月13日付では「9月、教学部初級試験・青年部教学試験3級を実施」という記事が1面トップで、その左には学会組織の民主音楽協会のイベント「中国国家京劇院、東京公演」を中国大使らが鑑賞した様子が報じられている。下段には、朝日新聞でいう「天声人語」に当たるコラム「名字の言」があり、13日付では〈「宝の山」と歌われる磐梯山の麓に立つ福島研修道場には、池田先生が自ら植樹した三代桜がある〉と始まり、〈待ち望む時間が長いほど、功徳満開の春の喜びは大きい〉としめている。

 3面になると、より池田大作・名誉会長カラーが強くなる。上3分の2は池田氏の随筆「永遠なれ 創価の大城」があり、〈父母と 試練の坂を 勝ち越えて 咲き誇りゆく 若桜かな〉という歌とともに、熊本地震から1年経った心境が綴られており、1992年に撮影されたという池田氏と桜のオブジェの写真が飾られている。

 その下には聖教新聞を代表する連載「新・人間革命」が載っている。筆者の「法悟空」は池田氏の筆名で、小説中に登場する「山本伸一」が池田氏のことだという。連載回数は実に6000回を超える。かつて新聞小説の最長記録は、中日新聞などに掲載された山岡荘八著『徳川家康』の4725回だったが、2011年に抜き去ってからは、独走で記録更新中だ。記録を塗り替える新聞小説は今後出てこない、と言われている。

関連記事

トピックス

全国でクマによる被害が相次いでいる(AFLO/時事通信フォト)
「“穴持たず”を見つけたら、ためらわずに撃て」猟師の間で言われている「冬眠しない熊」との対峙方法《戦前の日本で発生した恐怖のヒグマ事件》
NEWSポストセブン
韓国のガールズグループ「AFTERSCHOOL」の元メンバーで女優のNANA(Instagramより)
《ほっそりボディに浮き出た「腹筋」に再注目》韓国アイドル・NANA、自宅に侵入した強盗犯の男を“返り討ち”に…男が病院に搬送  
NEWSポストセブン
ラオスに到着された天皇皇后両陛下の長女・愛子さま(2025年11月17日、撮影/横田紋子)
《初の外国公式訪問》愛子さま、母・雅子さまの“定番”デザインでラオスに到着 ペールブルーのセットアップに白の縁取りでメリハリのある上品な装い
NEWSポストセブン
ドジャース入団時、真美子さんのために“結んだ特別な契約”
《スイートルームで愛娘と…》なぜ真美子さんは夫人会メンバーと一緒に観戦しないの? 大谷翔平がドジャース入団時に結んでいた“特別な契約”
NEWSポストセブン
山上徹也被告の公判に妹が出廷
「お兄ちゃんが守ってやる」山上徹也被告が“信頼する妹”に送っていたメールの内容…兄妹間で共有していた“家庭への怒り”【妹は今日出廷】
NEWSポストセブン
靖国神社の春と秋の例大祭、8月15日の終戦の日にはほぼ欠かさず参拝してきた高市早苗・首相(時事通信フォト)
高市早苗・首相「靖国神社電撃参拝プラン」が浮上、“Xデー”は安倍元首相が12年前の在任中に参拝した12月26日か 外交的にも政治日程上も制約が少なくなるタイミング
週刊ポスト
相撲協会の公式カレンダー
《大相撲「番付崩壊時代のカレンダー」はつらいよ》2025年は1月に引退の照ノ富士が4月まで連続登場の“困った事態”に 来年は大の里・豊昇龍の2横綱体制で安泰か 表紙や売り場の置き位置にも変化が
NEWSポストセブン
三重県を訪問された天皇皇后両陛下(2025年11月8日、撮影/JMPA)
《季節感あふれるアレンジ術》雅子さまの“秋の装い”、トレンドと歴史が組み合わさったブラウンコーデがすごい理由「スカーフ1枚で見違えるスタイル」【専門家が解説】
NEWSポストセブン
俳優の仲代達矢さん
【追悼】仲代達矢さんが明かしていた“最大のライバル”の存在 「人の10倍努力」して演劇に人生を捧げた名優の肉声
週刊ポスト
10月16日午前、40代の女性歌手が何者かに襲われた。”黒づくめ”の格好をした犯人は現在も逃走を続けている
《ポスターに謎の“バツ印”》「『キャー』と悲鳴が…」「現場にドバッと血のあと」ライブハウス開店待ちの女性シンガーを “黒づくめの男”が襲撃 状況証拠が示唆する犯行の計画性
NEWSポストセブン
全国でクマによる被害が相次いでいる(右の写真はサンプルです)
「熊に喰い尽くされ、骨がむき出しに」「大声をあげても襲ってくる」ベテラン猟師をも襲うクマの“驚くべき高知能”《昭和・平成“人食い熊”事件から学ぶクマ対策》
NEWSポストセブン
オールスターゲーム前のレッドカーペットに大谷翔平とともに登場。夫・翔平の横で際立つ特注ドレス(2025年7月15日)。写真=AP/アフロ
大谷真美子さん、米国生活2年目で洗練されたファッションセンス 眉毛サロン通いも? 高級ブランドの特注ドレスからファストファッションのジャケットまで着こなし【スタイリストが分析】
週刊ポスト