芸能

高橋一生が大河、激務、病気、家族、結婚願望を語る

演じる政次に“よしよし”したいと語る高橋一生

“今、いちばん気になる俳優”といって、真っ先に名前があがるのは、間違いなくこの人ではないか――。大河ドラマ『おんな城主 直虎』では、切れ者でありながら孤独な顔を持つ小野政次役で新たな魅力を開花させている高橋一生(36)。高橋が語る。

 * * *
 最初に11話分の台本をいただいて、一気に読んでしまったんです。いつもは自分の役に没入して読むので、読書をするような感覚は初めてで。

 それくらい面白い“魔法的な台本”でした。4話にわたって、子供時代がしっかり描かれていたことも素晴らしくて。幼馴染の関係性をベースに、政次はおとわ=直虎と向き合っているので、普段は頭がいいのに、おとわのことに関してはもろさのような“人間らしい部分”が出てしまうんです。

 大河ドラマは“直虎とそれを取り巻く人々の話”ではなくて、ひとりひとりが川を持ち、その支流が重なって大きな河になっていく、日本で唯一のドラマ。

 ひとりの人間をここまで掘り下げて演じられるのも大河ならではだと思います。表と裏を使い分ける複雑な人間に仕上がってしまった政次に対して、ぼくは“よしよし”をしながら「頑張っていこう」と言いたい。それにしても政次を演じて家に帰ると、現代でよかったな…と思います。露骨に人を裏切ったりしなくていい時代なので(笑い)。これからも、政次に寄り添いながらお芝居をしたいです。

 最近、「激務ですよね」と言われることが多くて。もしやせたように見えたとしても、役のために意図的に絞っただけなので、「高橋一生、激務なんだ」とは、どうか思わないで(笑い)。

 風邪も10年くらいひいていないし、インフルエンザには1回もかかったことがないんです。いつかニュースで“高橋一生がインフルエンザです”って流れたら、「あぁ、やっとかかった…」と笑っていただければ(笑い)。

――宝物は?

 家族! 弟たちが順調に育ってくれたことがうれしいんです。自分に結婚願望があるのかは、わからなくて(笑い)。お芝居さえできればいいと思って生きてきた結果、今の状態なので。結婚したいと思う相手がふっと突然出てくるのか、それとも今のままなのか…。運命に任せます。

撮影/marron.

※女性セブン2017年5月25日号

関連記事

トピックス

雅子さま(2025年10月28日、撮影/JMPA
《雅子さま、62年の旅日記》「生まれて初めての夏」「海外留学」「スキー場で愛子さまと」「海外公務」「慰霊の旅」…“旅”をキーワードに雅子さまがご覧になった景色をたどる 
女性セブン
悠仁さま(撮影/JMPA)
《悠仁さまの周辺に緊張感》筑波大学の研究施設で「砲弾らしきもの」を発見 不審物が見つかった場所は所属サークルの活動エリアの目と鼻の先、問われる大学の警備体制 
女性セブン
清水運転員(21)
「女性特有のギクシャクがない」「肌が綺麗になった」“男社会”に飛び込んだ21歳女性ドライバーが語る大型トラックが「最高の職場」な理由
NEWSポストセブン
活動再開を発表した小島瑠璃子(時事通信フォト)
《輝く金髪姿で再始動》こじるりが亡き夫のサウナ会社を破産処理へ…“新ビジネス”に向ける意気込み「子供の人生だけは輝かしいものになってほしい」
NEWSポストセブン
高校時代の安福久美子容疑者(右・共同通信)
《「子育ての苦労を分からせたかった」と供述》「夫婦2人でいるところを見たことがない」隣人男性が証言した安福容疑者の“孤育て”「不思議な家族だった」
中国でも人気があるキムタク親子
《木村拓哉とKokiの中国版SNSがピタリと停止》緊迫の日中関係のなか2人が“無風”でいられる理由…背景に「2025年ならではの事情」
NEWSポストセブン
ケンダルはこのまま車に乗っているようだ(ケンダル・ジェンナーのInstagramより)
《“ぴったり具合”で校則違反が決まる》オーストラリアの高校が“行き過ぎたアスレジャー”禁止で波紋「嫌なら転校すべき」「こんな服を学校に着ていくなんて」支持する声も 
NEWSポストセブン
24才のお誕生日を迎えられた愛子さま(2025年11月7日、写真/宮内庁提供)
《12月1日に24才のお誕生日》愛子さま、新たな家族「美海(みみ)」のお写真公開 今年8月に保護猫を迎えられて、これで飼い猫は「セブン」との2匹に 
女性セブン
東京ディズニーシーにある「ホテルミラコスタ」で刃物を持って侵入した姜春雨容疑者(34)(HP/容疑者のSNSより)
《夢の国の”刃物男”の素顔》「日本語が苦手」「寡黙で大人しい人」ホテルミラコスタで中華包丁を取り出した姜春雨容疑者の目撃証言
NEWSポストセブン
石橋貴明の近影がXに投稿されていた(写真/AFLO)
《黒髪からグレイヘアに激変》がん闘病中のほっそり石橋貴明の近影公開、後輩プロ野球選手らと食事会で「近影解禁」の背景
NEWSポストセブン
秋の園遊会で招待者と歓談される秋篠宮妃紀子さま(時事通信フォト)
《陽の光の下で輝く紀子さまの“レッドヘア”》“アラ還でもふんわりヘア”から伝わる御髪への美意識「ガーリーアイテムで親しみやすさを演出」
NEWSポストセブン
ニューヨークのイベントでパンツレスファッションで現れたリサ(時事通信フォト)
《マネはお勧めできない》“パンツレス”ファッションがSNSで物議…スタイル抜群の海外セレブらが見せるスタイルに困惑「公序良俗を考えると難しいかと」
NEWSポストセブン