「破綻6日前まで広告を出し続けていた同社の代表は『出広が財務を悪化させた』と会見で説明していたが、“確信犯”の疑いも強い。“全国紙にバンバン広告を載せているから”と安心して申し込んでしまった被害者も多かった」(社会部記者)
しかも同社が謳っていた新聞広告の〈現金一括キャンペーン〉は「破綻のシグナルだった」と指摘する旅行業界関係者は多い。
「財政難で目先の資金繰りが厳しかったため、値引きキャンペーンをエサに、現金を集めようとしたのでしょう。同社が自転車操業だったことを暗に示唆していた」(旅行業界関係者)
※週刊ポスト2017年5月26日号